学院ブログ - Sophie's diary -

高等科卒業式

高等科
2022.03.11

3月5日(土)高等科卒業式が行われました。まん延防止等重点措置が発令される中での卒業式は、入念な感染対策、参加者の制限などを行い、例年とは違う形での実施となりましたが、保護者の皆様とともに卒業生の門出を祝うことができました。

新型コロナウィルスの流行から2年が過ぎ、卒業生の高等科生活は思いがけないものとなりましたが、いつもできないことよりもできることに目を向けて、前向きに進んできた学年でした。「希望の作り手となる」という学校目標を、各所でリーダーシップをとる中で示してきました。

校長Sr.大山は式辞の中で、「2」「3.5」「1」と3つの数字を挙げて、世界を動かし、変容をもたらす数字は意外と小さく実現可能性があることを示されました。気候変動の危機を脱するためには2%のGDPの使い道を見直すことを提言した歴史学者、成功した非暴力の市民活動に参加していたのは人口の3.5%であることを見出したハーバード大学の政治学教授、チュニジアの政府を動かした一人のシンガーを紹介しました。不安にとらわれて小さな希望を見逃すことのないように、各自の場で、主体的に、責任をもって判断する一個人として、希望をもたらす1となってほしいと締めくくられました。

卒業式の後には、例年の感謝の会に代えて、卒業生が作成した動画が上映されました。例年と異なり保護者の方とともに卒業生の学校生活を振り返ることができ、温かい時間となりました。

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