中等科 帰国生入試について
世界で学んだ帰国生たちが、ここで学びを深めています。
聖心女子学院は伝統的に帰国生の受け入れを行っています。学校生活を安心して送れるように、担任のみならず、学年、教科、委員会、部活動の担当者など多くの教員が連携してサポート。国内外の姉妹校ネットワークや多彩な海外体験学習など、グローバルな視野で社会を見つめる機会にも恵まれています。海外体験のある生徒が各学年に15%前後おり、体験を共有できる友達をみつけることも可能な環境です
英語教育の特色
中学1年では、一学級を二分割した少人数による英語教育を、週6時間(うちネイティブ教師による授業1時間)を実施しています。Progress in English 21(エデック社)を教科書として使用し、英語を道具として使えるように指導します。中学1年後期以降は習熟度別のグループ編成となり、高校2、3年では多彩な選択授業も設定されListening, Speaking, Reading, Writing技能をバランスよく学び、「使える英語」の習得を目指します。
帰国生インタビュー
海外での仕事も視野に、活躍できる世界を広げていきたい
高等科2年 M.S.
海外在住経験を教えて下さい
5歳から9歳までシンガポールに住んでいました。シンガポールでは共学のインターナショナルスクールに通っていました。韓国、イギリス、イスラエル、チェコ、中国からの児童がいたことを覚えています。特に韓国とイギリス出身の子と仲良くなりました。幼少期は毎日新しい歌を覚えることで英語のアクセント、イントネーションなどを学んだと思います。
帰国後、どのような苦労がありましたか?
シンガポールでは家庭内でも英語を話していたので、帰国後は日本語学習にとても苦労しました。4年生で小学校に編入しましたが、毎日漢字プリントが宿題に出ました。担任が国語の先生だったので厳しい漢字指導を受けました。そのお陰で漢字や国語力がつきました。
どのように英語力を維持していますか?
まず校内では英語が得意な友人と休み時間に英語で会話をするように努力しています。あとは長期休暇に海外でボランティアをするようにしています。ハワイのボランティア活動では、集めたプラスチックをリサイクルして田植えのスペースを作りました。またカリフォルニアにあるヨセミテ国立公園では観光客のために歩道を建設しました。どちらも聖心のボランティア活動とは内容が全く違うので良い体験となりました。
今後はどのような進路を考えていますか?
まずは日本国内の大学に進学したいと考えています。卒業後は海外で仕事をすることも視野に入れています。
帰国生入試を目指す受験生にメッセージをお願いします。
聖心の英語教育は、中学1年生から習熟度別に分かれて伸び伸びと英語を学ぶことができます。中学生の間は1月にあるEnglish Dayの帰国生スピーチコンテストがとても良い刺激となりました。高校生になると姉妹校と交換留学があり、視野を広げるチャンスがたくさんあります。また高校2年生から選択授業が始まり、リスニング、スピーキング、ライティングなど集中的に技能を高めることができます。ESSというサークル活動を通して英語力を高めることもできます。ぜひ、様々な機会を活かして英語力に磨きをかけてください。
帰国生のデータ
海外在留経験者(生徒全体の約15~20%)の滞在国
アイルランド
アメリカ
アラブ首長国連邦
イギリス
イタリア
インド
インドネシア
オーストラリア
オランダ
カナダ
シンガポール
スペイン
タイ
中国
ドイツ
ニュージーランド
フィリピン
フランス
ベトナム