中等科 帰国生入試について
世界で学んだ帰国生たちが、ここで学びを深めています。
聖心女子学院は伝統的に帰国生の受け入れを行っています。学校生活を安心して送れるように、担任のみならず、学年、教科、委員会、部活動の担当者など多くの教員が連携してサポート。国内外の姉妹校ネットワークや多彩な海外体験学習など、グローバルな視野で社会を見つめる機会にも恵まれています。海外体験のある生徒が各学年に15%前後おり、体験を共有できる友達をみつけることも可能な環境です
英語教育の特色
中学1年では、一学級を二分割した少人数による英語教育を、週6時間(うちネイティブ教師による授業1時間)を実施しています。Progress in English 21(エデック社)を教科書として使用し、英語を道具として使えるように指導します。中学1年後期以降は習熟度別のグループ編成となり、高校2、3年では多彩な選択授業も設定されListening, Speaking, Reading, Writing技能をバランスよく学び、「使える英語」の習得を目指します。
帰国生インタビュー
英語と中国語の強みを生かし、最前線で活躍する研究者に
高等科2年 M.O.
海外在住経験を教えて下さい
生後6カ月から6年半台湾に住んでいました。台湾では台北ヨーロピアンスクールのブリティッシュセクションに通っていました。一番印象に残っているのは、東日本大震災のときに、幼稚園の友人と折り鶴を作り、募金して下さった方にお渡ししたことです。東京に帰ってきてからは東京ブリティッシュスクールに通っていました。
帰国後、英語力の維持はどのように行ってきましたか?
東京ブリティッシュスクールの友人と連絡をとることは、会話力の維持に繋がっています。同時に、日常の英語学習も大切にしてきました。幼少期はディズニーチャンネルなどの英語のアニメーションを通して学び、小学校からは毎日CNNを見るように心がけていました。中等科に入ってからは英検やTOEICなど自分の英語の実力を数値化できる形で客観的に自分の英語力を把握し、足りない部分を補っています。
将来、英語力をどのようにいかしていきたいですか?
英語に加えて中国語ができる強みも生かして、将来は最前線で活
躍する研究者になりたいと思っています。
具体的にどのような研究に興味がありますか?
昨年度東大GSCというプログラムに参加し、生物工学に興味を持つようになりました。医療の分野に関連して、AIシミュレーションや VRを用いたリハビリの研究にとても興味を持っています。
帰国生入試を目指す方にメッセージをお願いします。
聖心では毎日英語を学習します。授業は少人数制で、1クラス10人ほどの授業もあるため、疑問点を聞けたり、コミュニケーションが取りやすかったりと、先生と1対1の関係が築けます。帰国生ならではの英語力の維持に関する悩みなども相談しやすい環境です。周りにも帰国生がとても多いので、帰国生同士経験を共有し、英語の面では切磋琢磨できます。高等科では英語の授業の選択の幅が広がり、リスニングやライティング、英語でのディベートやディスカッションなど、様々な学習活動の機会に恵まれているのも魅力です。海外の姉妹校への留学制度も充実していて、授業や留学制度を通して自分にあった方法で英語力を保持、養成していくことができますので、とてもおすすめです。
帰国生のデータ
海外在留経験者(生徒全体の約15~20%)の滞在国
アイルランド
アメリカ
アラブ首長国連邦
イギリス
インド
インドネシア
オーストラリア
オランダ
カナダ
韓国
シンガポール
スイス
タイ
台湾
中国
ドイツ
ニュージーランド
フランス
ベトナム
マレーシア