聖心女子学院が大切にしている教育の特色のひとつに、グローバルな視点で物事を見つめ、世界の人々と関わり合える能力の育成があります。海外での生活を体験し文化交流を深める中で、文化的多様性を知り、世界の一員として生きる力を育てます。
長い歴史を持つ姉妹校体験学習はコロナ禍を経て、2025年度からフィリピン、韓国、カンボジアでそれぞれ再開されました。フィリピンでは現地で貧しい地域やストリートチルドレン保護施設などを訪問し、韓国ではD M Zや歴史的地区、カンボジアではツールスレン刑務所、キリングフィールド、アンコールワットを訪問します。現地で同年代の若者と交流する機会も大切にしています。それぞれの歴史や現状にふれる体験を通して、自分自身の生き方について考えます。
9年〜11年対象
学校名:FCJ College
都市名:ベナーラ(メルボルン郊外)
現地での生活を通して文化と語学を体験する
活動内容
市内見学 / 姉妹校訪問 / 現地の教員による本校生徒向けESL授業 / 現地校授業体験 / ホームステイ
10年・11年対象
学校名:University College London
都市名:ロンドン
学校名:Cambridge University
都市名:ケンブリッジ
レベルの高い英語の講義を聞き、疑問をもつ力をつける
活動内容
大学教授による講義 / 現地の高校生および日本の高校生と共に、ディスカッションやプレゼンテーション / 英国大学進学に関しての説明会 / 寮生活 / 一日市内見学
9年〜11年対象
アジアとオセアニアにある姉妹校によるオンライン交流を行う
活動内容
貧困・教育・地域紛争・環境問題など世界に共通する問題を取り上げ、準備から発表まで全て英語で行い、姉妹校の生徒と意見交換する
各学校の文化の差異などについても話し合う
9年〜12年対象
日本・メキシコ・アメリカ・台湾の姉妹校による交流を行う
活動内容
手紙、メール、Zoom交流を通して異文化や他国の姉妹校について理解を深める
あらゆる国の人と会話してみたい、他国の魅力や多様な考えに触れたいという好奇心から、私はVCP (VirtualCollaboration Program) に参加しました。VCPには、東京・静岡・台湾・ブリスベン・メルボルン・シドニーにある姉妹校が参加し、各学校から一人ずつの6 人のグループに分かれ活動しました。毎回グループの中の1人が1つの世界的な社会問題についてプレゼンテーションを行い、メンバーそれぞれが自分の国での現状や行っている解決策などを発表し合いました。このプログラムでは準備からグループ活動まで全て英語で行います。最初は頼れる人がいない状況に不安がありましたが、物怖じせずに積極的に発表し、他国のメンバーと話を深めることができて、世界の人と会話することの楽しさを感じました。私は、戦争や人道的危機についてプレゼンテーションをすることになり、準備の過程では、知らない単語や表現の仕方に困ることも多かったです。しかし、1カ月かけてプレゼンテーションを準備し、無事成功することができて、達成感を感じるとともに、英語に対する自信に繋がりました。言語を通して世界と繋がる楽しさを感じながら、様々な知識や視点を得ることが出来たVCPでの経験は、私の人生にとってかけがえのない貴重な経験となりました。
ホームステイをしながら海外の姉妹校の日常を経験し、同世代の生徒と共に学び、視野を広げます。
目的:海外の高校生の日常を経験し、同世代の生徒と共に学び、視野を広げる。
活動内容:姉妹校/現地校に通っての現地生徒と同じ生活 / ホームステイ
Woodlandsは2週間寮生活になる可能性あり。Forest Ridgeも寮になる可能性あり。
私は高校1年生の8月に韓国のソウル聖心に2週間の留学をしました。ソウル聖心ではホストシスターと共に通常の授業を受けたり、韓国語や韓国の文化を学ぶプログラムに参加したりしました。ルールや先生との接し方が東京の聖心と大きく異なり驚くことばかりでした。クラスメイトは皆優しくいつも気にかけてくれました。高校1年生での留学は不安も多くありましたが自分自身の成長につながるとても良い経験になったと思います。
私は8月に、オーストラリアのシドニーにあるKincoppal-Rose Bayに2週間留学に行きました。緑豊かな学校からはシドニーの街や湾を一望でき、自然と都市の景観が調和した落ち着いた環境で学ぶことができました。滞在中強く印象を受けたのが、ホストファミリーの食卓でした。オーストラリアならではの料理は多くないと聞いていましたが、実際には様々な国の料理が並んでおり、日々の食事を通して多文化が自然に共存する、オーストラリア社会の在り方を実感しました。
ホームステイをしながら現地の10年生・11年生の授業を受けます。
※姉妹校1年留学は、学年を落とさずに進級できます
高校1年生の9月から10か月間、カナダ東部の港町ハリファックスにある姉妹校へ留学しました。現地では、日常の会話を通じて国ごとに異なる歴史的背景や価値観があることを知り、多角的な視点を持つ大切さを学びました。また、行事の企画や英語のプレゼンテーションに挑戦する中で、間違いを恐れず行動する自信もつきました。この留学で、英語力はもちろん、物事を柔軟に捉えることや、異なる文化を受け入れ楽しむ心を得ることができたと思います。
本学院は、アメリカ、アイルランド、オーストラリア、メキシコ、台湾など、世界に広がる姉妹校への短期留学をに行っていると同時に、これらの姉妹校から交換留学生も受け入れています。
在学中に、聖心だからこそできる経験をしたいと考え、メキシコシティにある姉妹校 Sagrado Corazon との交換留学に応募しました。遠く離れたメキシコへ留学するにあたり、不安も大きくありましたが、日本とメキシコ、両方の先生方が同じ聖心スピリットの下、心遣い溢れる対応をして下さり、安心して留学生活を送ることができました。自由な校風のメキシコ聖心の授業は、スペイン語で進められていきますが、今まで聖心で固めてきた基礎的な知識と、英語と似た表現や現地で出来た友人の助けから授業内容を掴み取り、楽しんで授業を受けることができました。聖心は一つの家庭という言葉通り、メキシコという「未知」の国のなかで、親戚の家にいるような安心感を持って未知の経験を積めたのは、聖心のネットワークならではだと思います。卒業、進学を控え、徐々に慌ただしくなる学校生活のなかでも、常に新しい挑戦と可能性の機会を与えて下った先生に、本当に感謝しています。



私は高校2年生の7月、カンボジアに1週間滞在しました。現地ガイドのチア・ノルさんの実体験を聞きながら、ツールスレン刑務所やキリングフィールドといった大量虐殺が行われた凄惨な跡地に実際に赴き、平和や人権について深く反芻する機会となりました。同時に、歴史とは単に学ぶものではなく、自ら向き合い、語り継いでいくべきものなのだと強く実感しました。また、子どもたちとゲームや伝統舞踊を通して交流する中で、純粋に全力で今を楽しむ姿に心を動かされました。カンボジアでの体験は、未来を生きる一人の人間としての在り方を見つめ直すかけがえのない研修となり、心からこの地に訪れて良かったと感じています。