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12月3日(木)には、高学年の作文発表会がありました。そして、翌日の4日(金)には、低学年の作文発表会がありました。
*3年生は高学年の発表会も聞きました。
今年度はコロナ禍での休校の時期もあったため、休校中に考えたことや身近な人から教えていただいたことについて書いている人も多くいました。
〇きちんと言葉にすることで心は伝わるのだとわかったこと
〇心が乱れたときに自分でどのように整理して気持ちを落ち着かせ、前向きになれたかということ
〇習字の指導を通して祖母から「楽しんで苦労を重ねること」を学んだ話
〇戦争で同級生や姉をなくした祖母の体験を聞いて、漠然ととらえていた戦争について考えたこと
〇5年生になって辞書を買い換える際に、同じことばでもいろいろな辞書で引きくらべて見えてきたこと
〇編入してきて友達とよく語る時間があり、じっくり物事に取り組んだり気がついて人のために動いたりすることを味わう日々
〇これまではなかなか読む気になれなかった新聞だったが、休校時に読んだ声の欄で新聞を読むおもしろさを知ったこと
など、さまざまな内容の発表を聞くことができました。
作文というと、何から書いたらよいのか悩むことも多いですが、身近なことでもそのことについてさまざまな視点をもってじっくりふり返ることでさまざまな気付きが生まれます。さまざまな視点をもって物事を広くじっくり見るようになることで、物事をより深く捉えるようになっていくのです。
今年は特に、題名への工夫も多く見られ、「どんなお話になるのかな」とわくわくするものが多かったと副校長先生が最後におっしゃっていました。
「書く」ことはそのとき、その場にいるあなたにしか書けないもの。鉛筆が一本あれば、作文は書けますという副校長先生のお話に「またいろいろと書いてみよう」という気持ちになった初等科生が多くいたことでしょう。