校長室ブログ - Spirit of "Mikokoro" -

7月5日初等科朝礼 聖心はユネスコスクールの一員です

2023.07.05

 聖心はユネスコスクールとなっています。今回の朝礼では、児童と共にユネスコスクールの意味を考え、一員としての意識を高めました。上の画像はユネスコスクール公式サイトのものです。転載させていただきました。

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 聖心には特色がたくさんあります。その一つは、ユネスコスクールであることです。2012年4月から加盟しています。ユネスコスクールはユネスコの考え方に賛成する学校のことで、世界に広がっています。そして、聖心は世界に姉妹校が拡がっています。そうすると、聖心はユネスコスクールの一員ですから、聖心は二重の意味で世界と関わる学校だと言うことができます。

 ユネスコとは何でしょうか?ユネスコは国連の組織の一つです。国連は世界の国々が皆で平和に向かうように協力して働く組織です。本部はアメリカのニューヨークにあります。国連には平和のための色々な仕事があります。いくつかの団体で仕事分担をしています。

 ユニセフはその一つです。ユニセフは世界中の子どものいのちと健康を守る仕事をしています。時々私たちも募金に協力していますから、ユニセフについては皆さんも知っているでしょう。

 では、ユネスコはどのようなものでしょうか。ユネスコは教育や文化の仕事を担当しています。学校や音楽、芸術、科学や文化を通して世界が平和になるように協力する仕事をします。世界遺産を決めたりする仕事もしています。本部はフランスのパリにあります。

 ユネスコスクールは世界が平和になるために、平和を大切にして、平和を作る人を育てる教育をする学校です。今は世界182ヶ国で12,000校以上がユネスコスクールになっています。日本では1、115校がユネスコスクールで、聖心もその一員です。

 なぜ聖心はユネスコスクールになったのでしょうか。それは、聖心で大切にしていることが、ユネスコスクールの考え方ととても合っているからです。それでは、ユネスコスクールで大切にして、目指していることを改めて皆さんにお知らせします。私たちの学校で何ができているかも考えてみましょう。

 ユネスコスクールで目指している大事なことは4つあります。1番目は「知ることを学ぶ」。2番目は「行動することを学ぶ」、3番目は「人間として生きることを学ぶ」、4番目は「共に生きることを学ぶ」です。スクールですから、全部「学ぶ」ことです。1番目の「知ることを学ぶ」は勉強することです。色々なことを学びます。2番目の「行動することを学ぶ」は、社会や世界の中で活動することができるようになることです。聖心で「実行力」と言っているものにあたるかもしれません。3番目の「人間として生きることを学ぶ」は、心を育てたり、スポーツや音楽などを通して、その人らしく生きていくことです。4番目の「共に生きることを学ぶ」は、世界の一員として、協力して平和に向かっていくことです。

 私たちは学校でどのようなことをしているでしょうか。3日の月曜日はハイチデーでした。世界の人々のことを考えて募金しています。SDG'SやLSG'Sについても学んだり、活動したりしています。LSG'Sは先週お話ししたLaudate Si Goalsのことです。みこころの祝日では皆で奉仕活動もしました。私たちはこのような活動をしています。

 まだまだ他にも色々なことを初等科では行っています。日頃はあまりユネスコスクールであることを意識していないかもしれません。少し残念なことです。そして、世界にはユネスコスクールがたくさんあります。世界の聖心の姉妹校との関わりを大切にしてきましたが、それだけでなく、これからは世界のユネスコスクールとももっとお友だちになれたらきっと良いですね。私たちが学校でやっていることで、ユネスコスクールの活動になっていることを皆さんも見つけてください。皆で考えてみてください。

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