イエス・キリストのみこころに学ぶ
聖心女子学院は、一人ひとりが神の愛を受けた
かけがえのない存在であることを知り、
世界の一員としての連帯感と使命感を持って、
より良い社会を築くことに貢献する
賢明な女性の育成をめざします。
昨年度のカンボジア体験学習はプノンペンとシェムリアップの両都市を訪れました。プノンペンでは内戦の惨状を伝えるツールスレン刑務所と、キリングフィールドを訪れました。歴史と向き合い、真実を後世に伝えようとするカンボジアから、現代の私たちも平和を構築するために何をすべきか考えさせられました。今年度は姉妹校主催の韓国体験学習とフィリピン体験学習も予定されています。アジア圏の文化を体験する貴重な機会となっています。
初等科から継続して行っている奉仕活動は高等科2年生、3年生になると生徒自ら訪問先と連絡を取り、訪問日時を決めて現地の活動に参加します。高等科2年生は都内近郊にある施設を中心として13か所のデイケアホームを一人2回ずつ訪れます。七夕、夏祭り、ハロウィーンなどのイベントに参加することも多くあります。何よりも喜ばれるのは施設利用者との語らいです。生徒は人生の大先輩から多くの経験談を聞くことによって、新たな学びを得る一日を過ごします。
5月 聖母戴冠式
マリア様に花冠を捧げ、マリア様の心にならって生きられるように祈ります。
5月 聖マグダレナ・ソフィアの祝日
創立者の記念日をお祝いし、初等科では、「美しく強い魂を宿す健全な身体を作る」という創立者の思いに応えて、運動会を行います。中・高等科ではミサを捧げ、講演などを通して創立者が願った生き方について考えを深めます。
6月 みこころの祝日
学院の名前である「イエスの聖心(みこころ)」について考え、祈ります。初等科では、奉仕活動として大掃除を行い、午後には芸術鑑賞を通して豊かな感性を培います。
11月 聖フィリピン・デュシェーンの祝日 講演会
聖心の教育を世界に広める先駆けとなった聖フィリピン・デュシェーンを記念する日です。視野を世界へと広げ、行動することによって神様への愛を表すことを学びます。
12月 ゆりの行列
無原罪の聖マリアの祝日を記念して、ゆりの行列を行います。児童・生徒がゆりの花をマリア様に捧げ、マリア様のような清く強い心を持てるように祈ります。
12月 クリスマス・ウィッシング
クリスマスを迎える前に、プラクティス(課題)を決め、それを実践しながら、救い主が人となって生まれたことの意味を深め、静けさのうちに、幼子イエスをお迎えします。