イエス・キリストのみこころに学ぶ

聖心女子学院の教育

教育理念

聖心女子学院は、一人ひとりが神の愛を受けた
かけがえのない存在であることを知り、
世界の一員としての連帯感と使命感を持って、
より良い社会を築くことに貢献する
賢明な女性の育成をめざします。

教育方針

魂を育てる
  • 祈る心を大切にし、キリスト教の価値観に基づいて愛と希望をもって生きる姿勢を育てます。
  • 謙虚に自己を見つめ、現実に静かに向き合い、自らを深め、高めていくように導きます。
  • みずみずしい感性と、他と共感できる豊かな人間性を育みます。
知性を磨く
  • 知的価値を重んじ、喜びをもって自ら学ぶ力を育てます。
  • 創造性に富む堅実な思考力と、正しく判断する力を育てます。
  • 広い視野で物事をとらえ、自分の考えを明確に表現する力を育てます。
実行力を養う
  • 人や社会と積極的に関わる能力を育てます。
  • 骨惜しみせず働く習慣と、誠実に他者に尽くす行動力を育てます。
  • 責任感と謙虚な心を備えたリーダーシップを養います。

教育の特色

グローバルマインド グローバルマインド グローバルマインド
グローバルマインド世界と関わり活躍する力を育てる

共生の姿勢と広い視野を持ち文化交流を深めながら、
世界の人々と関わり活躍する力を育てます。

ボランティア活動
聖心女子学院には、国内外を問わず、さまざまな奉仕活動プログラムがあります。3つのステージを一貫して、少しでも他者のためにできることを自ら探し、実践する力をつけていきます。[在校生の声]
SDGsへの取組
現代社会の課題について生徒・児童が自ら考え行動することが自然と身につく環境です。2016年から続くSDGsへの取り組みとして、プラスチック・フリー・キャンパス(PFC)活動を展開しています。紙素材を利用したオリジナルデザインのファイル制作と販売、サトウキビ由来の繊維PlaXを利用したお弁当袋の制作など、積極的に活動の幅を広げています。2022年度には高等科生がアメリカサンディエゴ大学主催のSDGs動画コンテストに応募し、海洋生物に優しい繊維マスクを推奨した作品で5位を受賞しました。
海外姉妹校への留学制度
世界に広がる聖心のネットワークを活用し、カナダ・ハリファックス、ニュージーランド・オークランド、オーストラリア・ブリスベンの姉妹校に11年生を1年間、短期(3〜4週間)ではアメリカ3校、カナダ1校、アイルランド1校、オーストリア1校、メキシコ1校、オーストラリア3校、台湾1校へ各1名ずつ高等科生を派遣しています。
[留学制度]  [座談会・オーストラリア語学研修]
海外体験プログラム
カンボジア体験学習、フィリピン体験学習(小林聖心主催)などのプログラムを実施。世界の現実に触れ、現地での出会いと交流を通して「自分の生き方について目標ができた」「人生観が変わった」など、深い学びを得る絶好の機会となっています。
[海外体験学習]  [座談会・カンボジア体験学習]
姉妹校交流
2022年は、中等科3年生がメルボルンにある姉妹校と季節ごとの情報交換を行いました。高等科生は、3月と9月の2セッションにおいてオセアニア・アジア圏の姉妹校と社会問題についてテーマを決めながら、それぞれ7回ほどディスカッションを行いました。2023年は3月にアイルランド、アメリカ(サンフランシスコおよびシアトル)の姉妹校へそれぞれ2~3名ずつ短期留学に派遣され、4月にはメキシコ、7月にはオーストラリア(メルボルン、シドニー、ブリスベン)への派遣が予定されています。
総合的な学習の時間
総合的な学習の時間では、3~6年生で「人・自然・世界」、7~9年生で「いのち」、10~12年生で「生き方」をテーマとし、体験を通した学習の場が用意されています。
ライフデザイン
サードステージでは、社会に貢献する生き方を模索します。卒業生の講演などのライフデザイン教育や、体験学習、国際交流、奉仕教育などを通して、「芯のある」人間形成を行い、自分の将来を切り拓く力を養います。
[ライフデザイン]  [卒業生の声]

ICTにも留学にも活かされる世界32カ国の姉妹校ネットワーク

ICTにも留学にも活かされる世界32カ国の姉妹校ネットワーク

教育のICT化にいち早く取り組んできたため、新型コロナウイルスの影響を受けた時期にも全学年のオンライン授業をスムーズに進めたり、世界32カ国に広がる姉妹校の中でも日本と時差の少ないエリアの生徒たちと授業中に交流を深めたりすることができました。2022年度にはさまざまなエリアへの留学が再開され、アイルランドやメキシコなどそれぞれの学びの目的に応じた国の姉妹校を選んで多くの生徒が飛び立っています。

他者のためにできることを自らさがして実践

ICTにも留学にも活かされる世界32カ国の姉妹校ネットワーク

中高奉仕委員会は、毎月行う募金の寄付先を全校生徒の投票で決めています。2021年度はプラン・インターナショナル(途上国の女子を援助する団体)、2022年度は国境なき医師団に寄付を行いました。また、校内では古本、古切手、ペットボトルキャップ、コンタクトレンズケースなどを集めて、カンボジアの学校建設に役立てたり、途上国への医療従事者派遣事業を支援したりしました。それらは、資源の再利用をすすめることにもつながっています。

宗教教育 宗教教育 宗教教育
宗教教育愛と希望を持って生きる姿勢を

宗教の授業・行事・祈りを大切にした教育は、
すべての教育活動の基調となっています。

祈りの時間
一日の始まりの朝礼と終わりの終礼ではクラスで共に祈ります。毎日の生活の中に祈りの時間を持つことにより、自分の心を見つめ、感謝や希望を持って生きる姿勢を養います。宗教教育は、あらゆる教育活動の基調として聖心女子学院の生活全体を包んでいます。
宗教の授業
子どもたちの発達段階に合わせて、「祈ること」「キリスト教の価値観」「聖書の教え」への理解を深めます。神のまなざしのもとにある存在としての自分と他人を大切にする心や、キリスト教の価値観に基づいた思考力・判断力・実践力を段階的に養いながら、自分の生き方を考え選択できるよう導いていきます。
宗教行事
独自のさまざまな宗教行事を通して、イエス・キリストの精神を学びます。

聖母戴冠式5月 聖母戴冠式
マリア様に花冠を捧げ、マリア様の心にならって生きられるように祈ります。

聖マグダレナ・ソフィアの祝日5月 聖マグダレナ・ソフィアの祝日
創立者の記念日をお祝いし、初等科では、「美しく強い魂を宿す健全な身体を作る」という創立者の思いに応えて、運動会を行います。中・高等科ではミサを捧げ、講演などを通して創立者が願った生き方について考えを深めます。

みこころのミサ6月 みこころのミサ
学院の名前である「イエスの聖心(みこころ)」について考え、祈ります。初等科では、奉仕活動として大掃除を行い、午後には芸術鑑賞を通して豊かな感性を培います。

聖フィリピン・デュシェーンの祝日11月 聖フィリピン・デュシェーンの祝日 講演会
聖心の教育を世界に広める先駆けとなった聖フィリピン・デュシェーンを記念する日です。視野を世界へと広げ、行動することによって神様への愛を表すことを学びます。

ゆりの行列12月 ゆりの行列
無原罪の聖マリアの祝日を記念して、ゆりの行列を行います。児童・生徒がゆりの花をマリア様に捧げ、マリア様のような清く強い心を持てるように祈ります。

クリスマス・ウィッシング12月 クリスマス・ウィッシング
クリスマスを迎える前に、プラクティス(課題)を決め、それを実践しながら、救い主が人となって生まれたことの意味を深め、静けさのうちに、幼子イエスをお迎えします。

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