メッセージ

卒業生の声

個々の長所を伸ばしながら自主性と責任感を育む教育

藤関歯科医院 院長

藤関雅子 さん

64回生 1979年卒業
東京歯科大学卒業、日本大学歯学部小児歯科学教室入局、1994年藤関歯科医院開業、小児歯科学会専門医取得

私が学生だった40年以上前から聖心では、自分で考え責任をもって行動する女性となるようにと教えられました。その気持ちをもって、今私は小児歯科の専門医として患者さんである子供たちやその家族の心に寄り添う医療をめざしています。学院で日々、人の気持ちを常に考えるようにと言われたことや、生徒一人一人のよいところをみつけて伸ばしてくださり、仕事を任せてくださった事は社会に出てから大きな力となりました。また、今でも同級生と集まって自然とボランティアをする機会がありますが、そんな時に、皆が「骨身を惜しまず困っている人に手をさしのべること」という教えが 身についていること、そして「聖心は一つの大きな家族です」とシスター方に言われたことを感じます。

キャリア形成の原点となった聖心での学び

Tammy’ s Treats(タミーズ・トリーツ)代表

杉原たみ さん

70回生 1985年卒業
聖心女子大学卒業、米国アメリカン大学大学院卒業、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)に勤務後、Tammy's Treatsを立ち上げ。タイやカンボジアを中心に手仕事を通じた生産者の自立支援を目指し活動中。

最初の就職先として難民支援を行う国際機関を志望したのは、国際的な仕事への憧れに加え、社会貢献にもつながるところに魅力を感じたからです。今考えると、聖心で受けた教育があったからこそ、そうした気持ちが自然と芽生えたように思います。初等科から英語を学び、高等科でより高度な英語の授業を受けられたことが、国際的な仕事に憧れるきっかけとなりました。また社会に貢献できるような仕事がしたいという思いは、日々の学校生活で養われた奉仕の精神から来ているのかもしれません。同窓生には同じような思いで活動されている方も多く、刺激を受ける一方で、聖心のネットワークには大いに助けられています。仕事柄、学生に話をする機会もあるのですが、聖心の学生は他校の生徒と比べ、一般的に難民問題や国際協力への意識や関心が高く、誇らしく思います。聖心のスピリットを大切に、グローバル時代に活躍する人材が多く輩出されることを期待しています。

見えないものを見る力、感じる心を培う場所

イタリア ミラノ市 Genuine Education Network 代表取締役社長
株式会社 GEN Japan 代表取締役社長
イタリア食科学大学 日本発酵食文化 非常勤講師

齋藤由佳子 さん

80回生 1995年卒業
英国にて美術大学卒業後、(株)リクルートにて新規事業開発事業に従事。2011年より渡欧し、2014年ミラノにて起業。食文化教育事業を日本とイタリアを中心に展開。

振り返ると聖心では世界が身近で、ハイチ弁当など貧しい国や同世代のお友だちの生活に想像力を巡らせ祈る機会が多くありました。異文化への理解を深め、世界の不均衡がなぜ起きているか考える事は聖心では当たり前ですが、卒業し社会へ出るとそのように大きな視野で物事を考える機会は中々ありません。
3年前にイタリアで起業したのは、地球目線でこういった世界の課題を考えるきっかけを食文化を通じて提供し、毎日の小さな行動の積み重ねで世界へ貢献する人材を育成する食文化教育事業を展開するためでした。昨今、世界の情勢を見ると内側へと排他的になり閉じていく傾向にあるように感じられますが、日本は元来、自然を通して五感を養い、食や工芸を通して美を慈しみ、他者を恐れず柔軟に受け入れ共栄する文化があります。こういった文化への国内外での評価を高め、目に見えないものを感じる豊かな感性や他者を思う想像力を培うことこそ、閉じゆく世界を再び開き繋げる力になるのではないでしょうか。
地球全体の多様性を守るために、異なる文化や価値を尊重し受け入れる包容力、それこそが平和な世界を実現する第一歩と信じ、前例のない事業に取り組み続けていますが、そのもとにある勇気は聖心での学びが礎となっています。

「人と社会のために行動する」教育

日本放送協会 社会部記者

上田真理子 さん

81回生 1996年卒業
聖心女子大学 文学部卒業、日本放送協会入局、 旭川放送局、社会部司法担当、ニュース7制作などを経て2013年より現職。

貧困やDVなどに苦しむ子どもや女性たち、事件事故や災害の被害者・被災者などを取材しニュースや番組で伝えています。社会で弱い立場にある方たちに寄り添い、少しでも役に立ちたい、社会の問題を解決したいという報道記者としてのまなざしや原動力は聖心の教育で培われたものだと感じています。聖心では奉仕活動がごく当たり前のこととして行われ、夏休みには毎年保育園や障がい者施設などで長期間のボランティアを行いました。国内外を問わず困難な状況に置かれた方たちを常に心にかけて祈りを捧げ、ボランティア活動で積極的に関わるという学校生活を通し、教育方針である「人と社会のために行動する」ことが自然と身についたのだと思います。また、少人数の環境でまさに家族のように長年ともに学んだ同級生や先輩、後輩たちとのつながりは深く、社会のさまざまな分野で活躍する友人たちの姿は仕事をするうえで励みにも支えにもなっています。

グローバルに活躍するための姿勢とスキルの獲得

聖心女子大学 文学部 英語英文学科4年(2017年3月卒業予定)

桝水美伽 さん

98回生 2013年卒業
大学在学中、在日アイルランド商工会議所主催 I Love Ireland Festival に関わる。2015年 Trinity College Dublin へ1年間認定留学。Bank of Ireland Corporate Banking FDI Team などでインターンを経験。

聖心での教育は、主に2つの点において現在の私の活動を支えてくれています。1つ目は、常に高きに挑戦する姿勢です。現代社会の授業に於いて50分間1人で発表した経験や、Research & Presentation の授業で初のディベートを、妊娠中絶という生命倫理に関わる問題をテーマに英語で行った経験は、困難に直面した際にそれを乗り越えるため挑戦し続ける精神的なタフさ、くよくよ悩まずに飛び込んでいく行動力、そしてその達成感を基礎とした自信を育ててくれました。
2つ目は、英語のスキルです。英語の4技能を学ぶ授業や模擬国連等、実践的に英語を学べる環境が整っていたことに大変感謝しています。英語スキルの獲得は、世界中の多様な情報や価値観へのアクセスを意味します。卒業後はアイルランド関連のボランティア活動や留学、現地企業でのインターンに取り組み、海外の人たちとのコミュニケーションを通して日々新しい価値観との出会いやそれによる自身の価値観の変化を強く実感しています。

在校生の声

聖心女子学院の包容力を感じながら

生徒会会長(高等科)

生徒会長になって、学校全体を見つめ直している今、この学校の良さを一言で表すなら「包容力」であると思います。豊かな緑と神様の愛に見守られながら、個性溢れる仲間と刺激し合えるこの環境は、何にも代え難いものです。そして何より、生徒一人一人をよく見て背中を押して下さる先生方は、挑戦する私達を大きな心で受け入れて下さいます。この「包容力」に気づけたからこそ、今私は会長として失敗を恐れずに様々なことに挑戦できているのだと思います。

聖心(みこころ)の燃ゆる思いを受け継いで

もゆる会会長(高等科)

私は中等科で聖心に入るまで、奉仕活動にはほとんど無縁でした。しかし聖心スピリットに触れるうちに人や社会に貢献したい、という思いが強くなりました。フィリピン体験学習に参加し、支援を形にするには多くの人の協力が不可欠であると感じ、学校の奉仕活動を活発にすべく、もゆる会会長に立候補しました。会の発足当時から大切にされてきた「聖心(みこころ)の燃ゆる思い」を受け継ぎ、常に学びの姿勢を持ちながら取り組んでいきたいと思います。

日本文化の再認識と英語力の保持と

帰国生(高等科)

聖心女子学院は、日本の文化の良さをとても大切にしている学校なので、インターナショナルスクールで3年間を過ごした私に日本の文化を再認識する貴重な機会を与えてくれたと思います。例えば日本語の美しさや文字を丁寧に書くことだったり、立ち居振る舞いの大切さであったりと数えればきりがありません。同時に帰国当初英語しか出てこなかった私に、ネイティヴの先生方とディスカッションするなどの機会を与え、英語力を保持する環境を用意してくれたことに感謝しています。

聖心で大切にしていること -感謝と祈り-

前期児童会会長 | 後期児童会会長

前期児童会会長
聖心では「感謝の心」を大切にしています。校外学習や講演会などでお世話になった方々へ、心を込めてお手紙を書き、一人ひとりが気持ちを伝えています。又、学校生活の中で「振り返り」の時間も大切にしています。時々静かに自分を見つめ直すことで、自分自身を高め、次のチャンスや経験に生かすことができます。

後期児童会会長
私がこの学校で一番大切にしている時間はお祈りの時間です。初等科では朝礼で6年生がお祈りを考えます。私は5年生になってから転入生として聖心の家族に入り、毎日お祈りから始まる一日を過ごすようになりました。静けさの中で祈ることで、一日を落ち着いて始めることができ、集中して学習に臨むことができます。

保護者の声

よりよく生きていくための心の教育

保護者後援会会長
與田 健一 さん

聖心女子学院の真髄は「心の教育」だと思います。勉学に励むだけでなく、謙虚に学ぶ、何事にも感謝する、他者の為に惜しみなく尽くす、といったキリスト教の価値観に基づく精神的なルールを12年間の生活を通じ会得することに重きが置かれております。こうした教育理念の下で毎日コツコツ一つ一つのことを丁寧に積上げることでグローバル化の進む実社会の中で逞しく生きる底力が養われるものだと考えます。クラブ活動や多くの行事が生徒による主体性の下で運営され、心と体験の共有が卒業後も続く仲間との人間関係の礎になっていくとものと思います。シスター並びに先生方が世の中の環境変化を敏感に捉えることを大切にし、伝統を維持しつつ先進的な取組をされておられます。私自身も学院の門をくぐる度に背筋の伸びる緊張感を得ます。温かさと厳かさに包まれた素晴らしい教育環境の中で、娘と共に親としても日々学ばせて戴いておりますことに感謝しております。

しなやかな大人になるために

母の会会長
清水 美佐 さん

娘には、将来社会に出て生きていく力を身につけてほしいと願っております。聖心女子学院では、都会の喧騒から離れた静かで緑豊かな環境の中、シスター・先生方に見守られ、様々な場面で一人一人が力を発揮し、活躍をする機会を与えて頂いております。日々の生活の中で多くの体験をさせて頂き、物事の真理をとらえ、じっくりと考え、自分の意見を伝えることを学び、周りの方とぶつかりながらも互いに理解を深め、コミュニケーションする力を伸ばしています。また、朝夕の祈りの場では、静かに自分自身と向き合い、振り返る時間を大切にしています。そのような環境の下、様々な経験を通して身に付けた力は、将来社会人になった時、母親になった時、しっかりと自分の足で歩んでいける大きな力となり、女性らしい、しなやかな大人に成長してくれるのではないかと思っております。

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