校長室ブログ - Spirit of "Mikokoro" -

10月10日 初等科前期終業式

2019.10.10

初等科も前期終業式を迎えました。やっと訪れた秋らしい爽やかさの中、前期をしめくくりました。

~~**児童への話**~~

 前期の終わりの日となりました。4月からたくさんのことを学びました。今日まで色々なことができました。夏休みが終わってからの9月の日々にもたくさん学ぶことができました。皆さんはそれぞれ4月に比べて背が高くなったり、大きくなったりしているように見えてうれしく思います。

今年の学校目標、"Be wise. Be creative." はどのように実行できたでしょうか。どのような工夫ができましたか。各学年の廊下に色々な作品が飾られていることがありました。本当に面白い、どうやって考えたのかしらと思う作品がいくつもありました。そのような作品からは一生懸命に取り組んでやったことが伝わります。そのような作品は wise でcreativeと言えるものでした。

今日の前期の終わりに、4月から神様がくださった恵みに感謝して締めくくりましょう。そして、来週の火曜日には後期が始まります。一つのことが終わって、次が始まるあいだのときに、区切りをしっかりつけると次のことが上手に始められます。短いお休みですが、区切りの時として、ふり返りをしましょう。前期を思い出して、考えてみてください。頑張ったこと、うまくいかなかったこと、色々なことが思い出せるでしょう。たくさんのことをしても、心の中にできごとが詰まっているだけだと、何が大事なことかわかりません。ふり返りをして、本当に心に残っていることを探してみましょう。神様が一緒にいてくださったときをきっと思いだせるでしょう。ふり返りから"wise" な心が生まれます。短い間にも、良い区切りをしてください。通知表もふり返りの材料にしてください。

うれしいお知らせをします。毎年12月にクリスマスカードを岩手県釜石市のお友だちに送って来ました。この活動に対して釜石市の市長さんから学校に感謝状をいただきました。釜石市は東日本大震災で被災した地域です。釜石の方たちにカードを喜んでいただくことができてとても嬉しいです。これからも釜石のお友だちを応援していきましょう。

もう一つお知らせします。講堂に上がる階段の下のところに、一人の方の写真とお花が飾ってあります。その方は兒玉潔夫先生というお名前で、10年ほど前まで初等科でお仕事をしてくださいました。9月に亡くなられましたので、先生たちでお祈りしています。色々なことを教えてくださいました。たとえばこのようなことです。地球を船にたとえて「宇宙船地球号」と言ったりすることがあります。そうすると、あなたはその船の何になりますか?お客さんですか.?いいえ、人間はみな乗組員で、お客様は人間以外の動物や自然です。人間には地球を守り、生き物をお世話する役目があります。地球をどうするか人間には責任があります。兒玉先生は、このようなことをSDGsが言われるずっと前から教えてくださいました。お写真の前を通ったらお祈りしてください。

それでは、今日は良い締めくくりをして、前期を終わりましょう。

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