校長室ブログ - Spirit of "Mikokoro" -

2月20日 ファーストステージ朝礼 インドネシアからの便り

2019.02.23

 1年に3回行っているハイチデーの最終回が近づきました。2月25日です。初等科生はハイチデーの準備として週めくりカレンダーを作って、身近なところで自分たちのできることを考えながら過ごしています。この日の祈りでも、当番の児童がハイチデーについて思い起こしていました。ちょうどこのタイミングで、インドネシアで活動している聖心会のシスター足立万里子から便りが来ました。昨年秋に一時帰国され、初等科を訪問してくださったときに、インドネシアのシスターたちの活動や子どもたちについて朝礼で話していただきました。それをうかがって、初等科ではハイチデーの募金から寄付を差し上げることができました。シスター足立からの手紙にはこの寄付の用途について書かれていましたので、ハイチデーへの励ましも込めて児童に話しました。

~~**児童への話**~~

 お祈りにもあったように、ハイチデーが近づいています。昨年秋にシスター足立万里子が初等科に来てくださって、インドネシアについて朝礼で話してくださったことを覚えているでしょう。シスターがインドネシアに帰られるときに、初等科のハイチデーからの寄付を差し上げました。シスター足立からお手紙が来ました。そのお話をします。

 インドネシアは島国で、たくさんの島があります。一番東の方にフローレスという島があります。インドネシアの隣の国、東ティモールはフローレス島のすぐ近くです。インドネシアはイスラム教を信じる人々が多い国ですが、フローレス島にはキリスト教を信じる人々もたくさん住んでいます。その中には聖心会のシスターになりたい人もいて、若い人たちが聖心会のシスターになるために研修を受けています。インドネシアでは今、若いシスターたちがたくさん増えてきました。

 聖心会はフローレス島のカトリック教会と良い関わりをもっていて、教会から聖心の学校をフローレス島に作ってほしいと依頼されているそうです。そこで、シスターたちが土地を見に行って現地の様子を調べ、学校建設に向けて活動し始めています。初等科のハイチデーからの寄付は、この学校を作るための寄付金リストの一番最初のものとなったそうです。これから土地を購入して、学校を作り始める計画を立てるので、学校ができるのはずっと先のことになりますが、シスター足立は初等科からの寄付が一番最初になったことをとても喜んでくださっています。このことを手紙に書いて送ってきてくださいました。

 初等科からの寄付がこのようにお役に立っているのはとてもうれしいことです。今学年最後のハイチデーには心を込めて参加し、自分たちのできることを実行していきましょう。

 

 

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