校長室ブログ - Spirit of "Mikokoro" -

2月6日ファーストステージ朝礼 学習発表会で大事だったことば 病気の子どもたちのためにも祈る

2019.02.12

2月2日は初等科学習発表会でした。各学年の総合的な学習の成果を今年度は舞台発表の形で表しました。それぞれの発表に心に残る言葉がありました。ファーストステージの子どもたちと大事なことを振り返りました。2月11日はカトリック教会では「世界病者の日」とされています。その日に向けて、病気の子どもたちについても考えてみました。

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CIMG4581.JPG1年生の「聖心の不思議」の発表の中に、「ヘビ」を踏んでいるマリア様のご像が出てきました。その意味は、マリア様は悪魔の誘惑に負けません、ということだとわかりました。でも、悪魔の誘惑とは何でしょう?私たちの普通の生活には、あまりありそうにもありません。お祈り当番の4年生が、私たちは心にゆとりがなくなると、神さまのことを忘れてしまうことがあるので気をつけたいとお祈りしました。マリア様が負けない「誘惑」は、きっとこういうことです。マリア様が負けたりしないのは、自分のことばかり考えて、神さまのことを忘れてしまうことです。マリア様にならって、私たちもこのような気持ちに負けないようにしましょう。

2年生の発表では、野菜についてたくさん学ぶことができました。

3年生の発表にはエジソンが登場して、失敗について大事なことを言っていまCIMG4527.JPGした。エジソンは何回失敗してもあきらめませんでした。そして、失敗はそれで終わりなのではなく、うまく行かない方法がまた一つ新たに見つかったということだ、と言って、別の方法を見つけるために次の実験に向かいました。私たちも、何かうまく行かないことがあったとき、失敗をしたときに、エジソンのように考えて、次のチャレンジに向かいたいです。

そして、3年生が調べた発明の中には、病気を治すための発明も出てきました。4年生はバリアフリーについて調べて、身体に障がいがある方々と共に生きることについて発表しました。どちらの発表からも、どのような人も大切にしたい、病気や障がいがある方の気持ちを考えたい、生活しやすいように皆で考えて、共に工夫したり、協力したりしたいという考えがありました。とても大事なことです。病気の人や障がいのある方々は大変なことがあったり、辛いときがあったりします。簡単に代わってさし上げることはできませんが、その人の気持ちや考えを大切にすることはできます。まわりの人が気持ちをわかってあげることができたら、うれしいことでしょう。CIMG4639.JPG

私たちはみな元気に学校に来ています。そして、風邪をひいたり、具合が悪くなったりしたら、病院で診察していただいて、薬をもらったら、家に帰ることができます。しかし、子どもでも、重い病気にかかると治療のために長い間入院しなければならないこともあります。子どもたちでも家に帰らないで、夜も一人で病院に泊まっています。そのような子どもたちについて、朝日新聞にシリーズで記事が出ています。家に帰ったら、おうちの方と一緒に見てみてください。

ある病院では、夜7時になると病院の決まりで、家族は病院から家に帰らなければなりません。子どもたちの寝る時間まで、まだ時間があります。さみしいかもしれません。そんな夜の時間のためにボランティアの人が来て、絵本を読んだり、お話しをしたりして一緒に過ごしてくれるそうです。

病気の人、病気の子どもたちには、神さまが特別に一緒にいてくださいます。2月11日は日本では建国記念の日ですが、カトリック教会では「世界病者の日」と言って、病気の人々のための日です。フランスのルルドという所では、病気の人を励まして、一緒に祈ってくださるマリア様を思って、たくさんの人がお祈りします。11日は祝日で学校はお休みですが、病気の人のことを思い出して、私たちもお祈りしましょう。

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