校長室ブログ - Spirit of "Mikokoro" -

5月23日 ファーストステージ朝礼 運動会で大事なこと

2018.05.24

初等科運動会が近づいてきました。5月26日に創立者聖マグダレナ・ソフィアの祝日行事として行います。中高等科では「体育大会」として授業の一環とし、「体育祭」とは異なる思いで5月11日に行いました。

初等科運動会では、赤白2チームに分かれて勝敗を競います。学年発表では技と美しさを披露します。競い合いも楽しく、技術の向上も大事なことです。しかし、運動会で本当に大事なことは何でしょうか。朝礼で考えました。

優勝に向けて、赤白どちらのチームも一生懸命に励みます。50メートル、80メートルの徒競走では順位も気になります。4年生以上のリレーでは、まず選手になれるように一生懸命に努力し、そして、選ばれたなら、自分のチームが勝てるように練習に励みます。各学年の発表では、上手にできるように、「きれい」「すごい」と言ってもらえるように、みなで練習を重ねます。しかし、初等科の運動会で大事なことは、勝ち負けや「うまいこと」、失敗しなかったことだけではありません。

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運動会で大事なことは、みなで協力したり、相手チームのことを応援したりすることです。そして、運動会では、うまく行かなかったり、失敗してしまったり、練習ではなかったことなのに転んでしまったり、このようなことが起きます。そのような時に、くやしいと思うかもしれません。でも、一生懸命やったのなら大丈夫です。お友だちやチームの人には、「ごめんなさい、がんばったけれど」と言えれば良いし、みんなは「うん、がんばったね、大丈夫。またみんなでがんばろう」と言えれば、みなの心が一つになります。

正直ということは大事です。うまく行ったときは、みなで「ありがとう」「良かったね」と言えるでしょう。うまく行かなかったときに、人のせいにしたり、「だって」と言い訳してしまうと残念です。「ごめんね、またがんばるから一緒にやろう」と正直に言えたら良いでしょう。自分が一生懸命にやっている人は、一生懸命な人の気持ちがきっとわかります。

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初等科の運動会でもう一つ大事なことは、係の仕事です。4年生以上は「もゆる」の仕事があります。みなのための役目をすることはとても大切なことです。自分のことだけを考えていると、運動会はできません。自分だけがうまく行くことでなく、人のために働くことも、初等科の運動会の大事なことです。係の人の役割を果たす姿を見ることも運動会の大きな楽しみです。

係の仕事も、失敗してしまったり、忘れてしまったりすることがあるかもしれません。そのときも、やはり「ごめんなさい」と正直に言うことが大事です。言い訳したり、ずるい心に負けたりしないことが大事です。

運動会では、「ありがとう」「ごめんなさい」「大丈夫」「またがんばろう」がたくさん聞こえてくるように期待しています。みんなの心が一つになって、聖マグダレナ・ソフィアに喜んでいただける運動会としたいものです。

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