校長室ブログ - Spirit of "Mikokoro" -

ファーストステージ朝礼  聖フィリピン・デュシェーンについて (続き) 1月31日

2018.02.02

先週に続いて、聖フィリピン・デュシェーンについて話しました。以下、児童への話です。

聖フィリピン・デュシェーンは聖マグダレナ・ソフィアより10才年上でした。2人は1804年にグルノーブルで出会いました。聖マグダレナ・ソフィアや聖フィリピンについて知るために、フランスとアメリカのいくつかの地名を知っておきましょう。

フランスでは、聖マグダレナ・ソフィアが生まれたジョアニー、18才のときにお兄さんのルイと一緒に行ったパリ。そこで勉強し、仲間と出会って聖心会を始めました。最初の学校を創立したアミアン。パリの北の方にある町です。そして、聖フィリピンが生まれ、2人のシスターが出会ったグルノーブル。やがて、パリでも学校を始めることになりました。聖フィリピンも1815年にはパリに行き、聖マグダレナ・ソフィアの仕事を手伝いました。そこでやっと1817年に、長い間願っていたアメリカに行くことを許されます。

1818年のアメリカへの船の旅は70日かかりました。嵐があったり、食べ物が悪くなったり、大変な旅でした。大西洋を渡って到着した港の町はニューオーリンズ。そこからさらにミシシッピ川を船で40日間旅してセントルイスに着きました。ミシシッピ川は広くて、大きな川で、船で旅をすることができます。アメリカは大きな国なので、港の町ニューオーリンズから、アメリカ大陸の真ん中にある町セントルイスまでの川の旅の距離は、東京から北海道の札幌くらいありそうです。セントルイスはミシシッピ川と、ミズーリ川というもう一つ大きな川が合流するところにある町です。聖フィリピンは、またそこからセントチャールズというミズーリ川に面した町に行って、そこで聖心を始めることになりました。

いろいろな土地の名前が出てきたので、地図で見てみましょう。

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