トップページ > Spirit of "Mikokoro" > ファーストステージ朝礼 寒い日の聖フィリピン 1月24日
寒い日が続き、22日には大雪が降りました。修道院の建物の屋上に上がって見ると、雪をかぶった箱根の山々と富士山が見えます。聖フィリピン・デュシェーンが生まれたグルノーブルの町はアルプスの山々に近い地方でした。冬になると雪をかぶった山が見えるところです。スキーもできるところです。一方、聖マグダレナ・ソフィアの生まれたジョアニーは、フランスの真ん中のなだらかな丘の続く地方です。ブドウ畑の丘はあっても、まわりに見える山はありません。2人の育ったところはだいぶ風景が違います。
聖フィリピンはグルノーブルの町を流れる川をわたって、町を見下ろすところにある学校に行き、修道院に入りました。冬になるときっと寒かったと思います。アメリカに渡ってからも、冬にはとても寒いことがありました。こういうお話があります。冬のある日、水を汲みにいくと、寒さで凍っています。やっと氷をとっても、まずとかさないと使えません。水をすぐ使うことができなくて、本当に困ったそうです。
私たちの生活では、寒いと言っても、スイッチを入れれば、ヒーターがつけられるし、お湯も使えます。便利なことに感謝して、大変な生活をしている人がいるかもしれないことも考えてみましょう。