校長室ブログ - Spirit of "Mikokoro" -

初等科 前期終業式   10月2日

2017.10.02

10月になり、皆さんの制服も冬服になりました。前期の終わりに新たな気持ちになります。4月から、勉強したり、お友だちと過ごしたり、色々な行事をしたりして、学んできました。一番心に残っていることは何ですか?前期を終わる今は、ふり返りをするときです。

学年の初めにはそれぞれ目標を立てました。実行できましたか?学校の目標は「Build communities. +Generosity」でした。関わりやきずなを作ることができましたか?コミュニティを作るためには、正直に、ほんとうのことを言うことが大切です。そして、惜しみない心を実行することができましたか?惜しみない心は、損とか得とか考えない心です。私たちは、目標の通りにすぐできるときと、すぐにはできないときがあります。すぐにできれば良いですが、すぐできないことも、私たちの現実です。

聖書にはおもしろい話がたくさんあります。おもしろい話は何回聞いてもおもしろいです。今日のお話も、前にお話ししたかもしれませんが、おもしろいお話なので、もう一度お話しします。聖書の中には、兄弟や姉妹がでてくるお話があります。今日のお話は兄と弟が出てくる、イエスのたとえ話です。*

お父さんが兄と弟に、仕事を頼みました。兄は、お父さんがやってくださいと言うと、「いやです」と答えてしまいます。でも、後からよく考えて、やはり、お父さんの言ったとおりにしようと思って、頼まれたことを実行しました。弟は、お父さんに頼まれると「はい」と言いますが、実行しませんでした。この二人では、どちらが良いと思いますか?

私たちは、やるべきとわかっていても、はじめから「はい」と言えないことがあります。でも、後から考えて、本当のことを言おう、大事なことをしよう、と思って実行することもできます。口先で、「はい」と言って、実行しないことは、ほんものではありません。私たちはやり直すことができます。ほんとうのことを話し、大事なことを実行する人になりたいです。

あさってから後期になります。短い期間ですが、ふり返りをして、新しい気持ちで後期を迎えましょう。

*マタイによる福音書 21章28~32

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