校長室ブログ - Spirit of "Mikokoro" -

お隣の国の聖なる人々 今日は何を教えていただきますか?    初等科朝礼 9月20日

2017.09.22

9月20日朝礼は、初等科全学年が講堂に集まって行いました。

9月20日はお隣の国、韓国のカトリック教会では、韓国の聖人のお祝いの日です。「聖人」は、どのような人のことでしょうか。聖マグダレナ・ソフィアは、なぜ聖人なのでしょうか?聖心の創立者だからですか?聖フィリピン・デュシェーンは、なぜ聖人なのでしょう?聖人は、神様のことを心から大切にし、教えを生きた人のことです。自分勝手に聖人を名乗ることはできません。教会で認められた人だけです。

日本にもたくさん聖人がいますが、韓国で9月20日にお祝いする聖人は、聖アンデレ金大建神父と仲間たち103人です。韓国の教会は日本の教会と異なる歴史をもっています。日本には、16世紀に聖フランシスコ・ザビエルがイエス・キリストの教えを伝えてくださいました。韓国では、17世紀の初めに中国にキリストの教えを学びに行った人たちが、国に帰って教えを広め、教会が大きくなっていきました。今の日本では、キリスト教の信徒は全部合わせても100人に1人くらいですが、韓国では30人くらいいるでしょう。

韓国の教会には大変な時代もありました。イエスを信じてはいけない、教会でミサをしてはいけない、とキリスト教が認められない時代がありました。そのようなことを「迫害」と言います。その時にも、イエスを大事にすること、神様を信じることを貫いた人々がありました。いのちをかけて、イエスの教えを守りました。その人々が韓国の聖人たちです。

聖金神父と仲間たちは、しっかりした信じる心の持ち主でした。私たちは教えていただくことがたくさんあります。お友だちに対していじわるな心が起きたとき、やってはいけないと分かっていることをやってしまいそうになったとき、お友だちに嫌われたくないから、自分の考えではないことを言ってしまいそうなとき、金神父様と仲間たちのことを思い出したいです。

一日を終わる時、金神父と仲間たちのことを考えながら、ふりかえってみましょう。どのようなことを教えていただけるでしょうか。

このページのトップへ
このページのトップへ