トップページ > Sophie's diary > 中高等科 クリスマスウィッシング
12月19日(木)、東京に初雪が舞った寒い朝、中高等科ではクリスマスウィッシングが行われました。クリスマスウィッシングは聖心の生徒たちが毎年楽しみに準備する最も大切な行事の1つです。
クリスマスウィッシングは、生徒全員それぞれが聖歌合唱、聖劇、演奏、朗読、美術、裏方の様々な仕事などに関わりながら創り上げていく、「祈りの総合芸術」です。今年は「Share the blessing in our hands」をテーマに、私たちが受けている恵みに気づき、他者へ分かち合う価値を改めて深める機会として準備されました。
このクリスマスウィッシングは毎年、オーケストラ部の演奏と共に高等科生徒による合唱「天地創造」(ハイドン)から始まります。続いて、日々沈黙のプラクティスを実践しつつ、けじめをもって練習を繰り返した各学年の聖歌が次々披露され、ホール全体を温かく包みます。クリスマスウィッシングのために集った7~12年生の有志による聖劇は、学年・部活動の枠を越え、それぞれのタレントを分かち合うことで成立したもの。舞台機能を存分に活用した聖劇をじっくりと味わい、フィナーレには圧巻の全員合唱の「ハレルヤ」(ヘンデル)を歌いました。
朗読された「最も小さい者の一人にしたのは、私にしてくれたことなのである(マタイ25章40節)」という聖書の言葉の意味を考えるひと時ともなりました。
街はキラキラと輝き、心浮き立つ季節です。楽しい時にこそ、静けさを作り出し、他者を思いやり、誰かのために祈る聖心のクリスマスウィッシングをこれからも大切にしていきたいです。