学院ブログ - Sophie's diary -

6年生 能教室

初等科
学習
2023.02.27

2月24日(金)の午後、卒業生でもいらっしゃる鵜澤 久先生と鵜澤 光先生が、室町時代から伝わる「能」について教えてくださいました。

この日だけは、講堂が能舞台に。松の木や、舞台の柱が置かれ、衣装に身を包んだ鵜澤先生の舞を見ていると、まるで室町時代にいるかのように思えました。前半は、子どもたちは社会科の歴史学習で学んだ知識も活かしながら、先生方の解説に聞き入ったり、質問に答えたりしながら、能の基礎知識や歴史を簡単に学びました。

後半は、いよいよ体験です。子どもたちは専門用語にとまどいながらも、後見(こうけん)や地謡(じうたい)などの役を務めました。6年生の先生方も、大鼓(おおつづみ)や太鼓を演奏し、場を盛り上げます。そして、みんなで声を出し、「羽衣」の舞台を作り上げました。舞台に立つ人以外にも、大勢の人が能を支えていることを知りました。

その後、実際の能舞台の様子をDVDで見ながら解説をしてくださいました。自分たちで演技した後とあって、比較しながら見ることができたようです。また、最後にはみんなで体をつかって能の舞を体験しました。まるで運動会の集団演技のようで、とても楽しく、あっという間の2時間でした。手をついての挨拶の仕方も教えていただきました。

能は、継承されている演劇としては「世界最古」といわれる日本独自の舞台芸術で、600年以上の歴史があり、2008年にユネスコの世界無形文化遺産に指定されています。今回の貴重な体験を、ぜひ多くの人に伝えてほしいと思います。

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