トップページ > Sophie's diary > 中高等科 聖マグダレナ・ソフィア祝日
5月25日は、聖心会の創立者、聖マグダレナ・ソフィアの祝日でした。密を避け、ステージ制を活かして、セカンドステージ（7・8年生）とサードステージ（9～12年生）に分かれてプログラムが行われました。両グループともお祈りの後、講演をうかがい、その後縦割りグループに分かれて分かち合いを行いました。
セカンドステージでは国立成育医療センターの深見真紀先生より「性の発見」について講演していただきました。今までは男女の性ははっきりと分かれたものと認識されてきましたが、近年の様々な研究から、体のすべての機能が完全に女性または男性という人はおらず、すべての人が一部異性の傾向も持っており、性ははっきりと分かれたものではなくグラデーションのようであること、その性を個性の一つとして大切にしていくことについてうかがいました。
サードステージでは、聖心女子大学人間関係学科の大槻奈巳先生より「ジェンダーについて考える」というタイトルで講演していただきました。近代化に伴って女性がどのように不自由な立場におかれてきたのか、現代の日本の社会にどのようなジェンダー・バイアスがかかっているのか、その中で自立して生きていくためにどのようにキャリアを築いていくのか、考えるヒントをいただきました。
その後の分かち合いの時間では、6～8人の縦割りグループに分かれて上級生がファシリテーターを務めました。生徒達にとって学ぶことの多いご講演だったため、分かち合いの話題が尽きず、あっという間の時間でした。
聖マグダレナ・ソフィアは、フランス革命後の混乱した社会において、特に女子教育と、人々にイエスのみ心の愛を伝えることを使命とされました。講演と分かち合いを経て、現代の社会で女性としてどのような人生を歩んでいきたいか一人一人が考える時間となりました。
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