トップページ > Sophie's diary > じっくりお花をみてみましょう
前庭にはたくさんの花が咲いています。
ツツジの花の中にある「おしべ」の先には「やく」といわれる黒い小さな袋のようなものがあります。この中にある花粉を少し触ってみると、写真のようにひも状につらなった花粉が出てきました。ツツジの花粉がハチなどの昆虫によってツツジの花の中にある「めしべ」に運ばれるとそこで種を作ることができます。ツツジなどの植物は種を作ることによって仲間をふやすことができますので、このひも状につらなった花粉は、一度にたくさんの花粉を運んでもらうためのツツジ生き残り戦略なのですね。
ツツジに似ている植物には、サツキがあります。じっくり観察して違いを見つけるのも面白いです。
先日の「花言葉」にも登場したハナミズキ。前庭では今もきれいに咲いています。実はこのハナミズキのお花、みなさんが花びらだと思って見ているところは花びらではありません。これは、「苞(ほう)」といわれるもので、他の植物では花びらを下からさせる「がく」にあたる部分なのです。では、本当の花はどこにあるのでしょうか?
答えは、先ほどの「苞」の中です。真ん中の部分をよく見てみると直径5㎜ほどの小さな花が密集していることが分かります。これがハナミズキの花なのです。
このよに、小さな花がたくさん集まって一つの花に見える植物は他にもたくさんあります。
ヒメツルソバ
タンポポ
皆さんも、おうちのまわりにあるお花をじっくり観察してみてくださいね。そして、疑問に思ったことは調べてみると面白いですね。