学院ブログ - Sophie's diary -

ゆりの行列

中等科
高等科
行事
2017.12.07

ゆりの行列2.jpg

7日(木)はサードステージで、8日(金)はセカンドステージでゆりの行列が行われました。

聖堂に集まり、聖歌を歌い、無原罪の祈りをささげた後、校長Sr.大山より以下のような話を伺いました。

「今年は初めてステージごとに集まりました。ゆりの行列ではマリア様の無原罪を祝います。マリアの無原罪とはどういう意味でしょうか。日常的にはなかなか使わない言葉です。

皆さんの校章を考えてみましょう。校章には周りを縁取る百合の花がデザインされています。ゆりの花は清らかさの象徴です。以前は中央に2つのハートが書かれていたのです。1つはイエス様の心、もう1つはマリア様の心です。

日々の生活の中で、自分の心が自分のことばかりでいっぱいいっぱいになっていると気づくことはあるのではないでしょうか。マリア様は自己中心的でない心でお祈りした方です。人には誰にでも弱さがあります。思っている通りにならないこと、不誠実な言動で人を傷つけてしまうこと、これは誰しも経験することです。

自己中心的でないということは人の痛みに共感できることです。それは他人に無関心にならない、他人を馬鹿にしないことでもあります。マリア様の心には自分の本心を偽らない強さや、周りの人たちが神に向かって歩む心励ます気持ちがうかがえます。

マリアの無原罪というと何かとても尊いこと、私たちから遠いことのように感じますが、聖書の中のマリア様を見ると、マリア様自身も苦しみ、悲しみ、迷いがあった方だということが分かります。人間的な面が見られるのです。」

お話を伺った後はクラスの代表者が皆の祈りとゆりの花をお捧げしました。

ゆりの行列3.jpg待降節に入りました。クリスマスを準備する期間です。他人のことに目を向け、1人1人が自分の心とマリア様の心に意識を傾けることで、少しでもマリア様の清らかな心に倣えますように。

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