新学年での朝礼が始まりました。今日は生徒の健康診断の日にあたっており、生徒の健康を守るために重要な行事として、２時間目から実施されました。日本では全ての学校で行うことですが、世界のレベルで見るとどのような状況でしょうか。生徒と共に考えてみました。

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　新学年の学校生活も３週目となりました。色々なことが落ち着いてきて、自分のペースが作れそうでしょうか。少しずつ見通しも立てられます。そして、４月も終わりに近づくと、５月の連休が見えてきます。そわそわしそうです。そこで、この時期、一つひとつの授業が大切と先生たちは考えています。しかし、そのような時期ですが、今日は授業の代わりに健康診断を行います。それは勉強と同じく皆さんの健康も大切だからです。授業がないことを安易にとらえず、大切に過ごしてほしい一日です。

　思い起こしておきましょう。SDG'Sでは、全ての人の健康を目指すことは第３番目におかれている課題です。世界の大きな課題です。

　パレスチナのガザで戦乱状態が続いていることは皆さんも知っていることですが、ガザではしばしば病院が爆撃され、多くの方が亡くなっています。同時に、病院が失われて、多くの方が困っています。人のいのち、健康が大切にされていません。

　病院や医師が少ない国や地域もあります。そのようなところでは、病気になっても医療にあずかれない人がいます。また、女性に対する制限が厳しい文化の社会では、女性が医師の診察を受けたり、適切な治療を受けることができないことも今だに多くあります。

　このような世界の現実の中にいる私たちです。今日の一日は当たり前のことでないことを心にとめておきましょう。今日、皆さんのためにドクターが来てくださることも有り難いことです。感謝してお願いしましょう。

　皆さんが健康でこの学年を過ごせることを願っています。