校長室ブログ - Spirit of "Mikokoro" -

5月8日おもしろい本を読みましょう(53)サイモン・ジェームズ作 「ふしぎなともだち」

2020.05.08

 ともだちはとても大切です。登校できない状況が長く続いて、皆さんは友だちに会うことができずにいます。上級生の皆さんは色々な方法で友だちと連絡をとることができているかもしれません。ZoomでのHRや授業によって、友だちと出会うこともできているかもしれません。でも、ほんとうは実際に出会って、一緒に遊んだり、話したり、何かの活動を一緒にして共に時間を過ごす仲間が友だちです。仲が良くても、ときどき行き違いやけんかもあるかもしれませんが、友だちなら謝ったり、仲直りもできます。今は残念ですが出会えない中で、できる限りで友だちを大切にしたいと思います。

 今日は1・2年生の本のコーナーから絵がとてもすてきな本を紹介します。主人公はレオンという少年です。お父さんの仕事の関係で新しい町に引っ越してきました。たったひとりだけボブという友だちがいて、いつもとても仲良くしています。なんでも一緒にしています。どうやら一緒の家に住んでいるらしい。不思議です。その上に不思議なことに、どうも姿は見えないようです。でも、レオンはボブと何でも一緒にしているので、さみしくはありません。でも、やっぱり不思議です。

 ある日、となりの家に引っ越してきた人たちがいて、子どももいるようです。どんな子だろう、友だちになれるかしら。レオンはとなりの家に訪ねていきます。友だちを作るときはどうしますか?その人のところに言って、名前を言いませんか?私は〇〇です。そして名前を聞きます。あなたは?そして、遊ぼうと誘いませんか。レオンもその子の名前を聞きました。そして、遊ぼうと誘います。さあ、二人はどのような友だちになったでしょうか。この本をぜひ読んでください。本の見開きの絵と最後の絵もしっかり見て、比べてください。 

サイモン・ジェームズ作 小川仁央訳 「ふしぎなともだち」 評論社 1999年。 

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