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初等科前期終業式が10月9日にありました。講堂に集まった5、6年生と教室でモニターを見ている1年生から4年生に前期終業にあたってのお話をしました。
おはようございます。暑さ寒さも彼岸までといいます。過ごしやすくなりました。もう終わってしまいましたが、彼岸花、咲きましたね。先週1年生のお教室の前に白い彼岸花がツバキの種と一緒においてあり、季節を感じました。
今日は前期の終わりの日です。4月からたくさんお勉強してきましたが、どれだけ頑張ったかをお知らせするお成績をいただきます。1年生は初めてもらいます。楽しみですね。どうぞ、4月からの自分の頑張りをふり返り、良かったことはさらに良くなるように、よくできなかったことはできるように努力していきましょう。よくできなかった科目は、勉強時間が足りていなかったり、わからないことをそのままにしていることがよくあります。おうちで毎日どのぐらいの時間勉強していますか。1年生は少なくとも15分、2年生は30分、3年生は45分、4年生は1時間、5年生は1時間15分、6年生は1時間半。集中して勉強に取り組まなくてはいけません。
ところで、みなさんの学校生活でのがんばりは成績だけで表すことはできません。学校では勉強の他にも学ぶことがたくさんあります。4月から今日までの振り返りをみんなしっかり書きましたと担任の先生方に伺いました。ひとりひとり振り返る内容は違っていると思いますが、自分ができる精一杯のことを一生懸命やって、自分に恥ずかしくない毎日をおくることができたでしょうか。係や委員会の仕事、教室のお掃除などに真剣に取り組ましたか。時間を守ることはできましたか。沈黙を大切にしていましたか。おうちのお手伝いの時間を持ちましたか。お友達や家族の人を大切にして、相手の気持ちを考えることができましたか。きっとみなさんは相手のことを考えて行動していると思います。でも、人間ですから、悪口を言ったり、不満があるとき友達や先生にとげのある言葉をぶつけたり、自分だけ楽しければいい、人の気持ちは関係ないなど思ったことがある方もいるかもしれません。悲しいことです。もちろんどんな人も機嫌が悪いときもあるし、間違えてしまうことはあります。良いと思うことができなかったと思い当たる人がいたら、今日から変わりましょう。私たちはみな神さまから愛されているかけがえのないすばらしい存在です。自分もそうですが、相手も同じようにかけがえのないすばらしい存在なのですから、お友達を大切にできるとよいですね。
さきほど「自分に恥ずかしくない毎日をおくることができたでしょうか」とお話しました。自分のことを自分で見て、自分について考える、客観的に自分を見るということですが、もう一人いつでもどこでも自分のことを見てる方がいらっしゃいます。どなたでしょう。神さまですね。「神さまの目」から見たら自分はどうなのだろうと考えることも大切です。神さまにお祈りをしてお聞きしてみましょう。マザーバラも「何よりも、常に神について考える習慣を身につけましょう」と言っていらっしゃいます。学年の節目、お祈りを通してしっかり振り返り、新しい学期に備えましょう。