トップページ > Spirit of "Mikokoro" > 1月9日初等科 新年の祈りの会
初等科も新年の学校生活を始めました。寒い朝でしたが、低学年の児童が友だちと連れだって元気よく登校してくる姿は微笑ましいものでした。初等科は新年の会を放送で行いました。画像は12月に行われた児童会の子どもたちとウクライナの学校のオンライン交流の様子です。
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新年明けましておめでとうございます。今日からまた学校生活が始まります。冬休みを楽しく過ごしましたか?寒い季節ですが、今日からみんなで元気よく過ごしましょう。
たくさんの皆さんからクリスマスカードや年賀状をいただきました。ありがとうございました。お返事しませんでしたが、とてもうれしく、一枚ずつ大切に読ませていただきました。
年賀状には色々な願いや決心が書いてありました。年の初めにこうしよう、と思ったことはぜひ実行してください。字をきれいに書くと決意した人はぜひ頑張ってください。美しい字は練習すれば必ず身につきますし、一生の宝物になります。
今年は「巳年」、へびの年ですから、巳年にちなんだものもありました。へびのように脱皮して新しくなるとか、へびのように長くものごとを続けたいと考えてくれました。普通は蛇を見ると驚いてしまうものですが、巳年のお正月は特別です。「みどし」にかけて、「み」みんなと共に、「ど」どんな時でも、「し」信じ合おうというもの、「み」みんなのために働く、「ど」努力を惜しまない、「し」幸せは分かち合うというものもありました。
去年のお正月を思い出してみると、元旦に能登半島で大地震、二日には羽田空港で事故と、心配なできごとが続く年の始まりになりました。皆さんも被災地のために祈りながら、今年は平和で安全な年になってほしいと願っているでしょう。世界の中には、ウクライナやパレスチナのように、平和も安全もないところがたくさんあります。私たちにできることを何か考えて、今年も実行する年にしましょう。去年はウクライナのジトーミルの学校との交流を始めました。冬休みになってからも、児童会の方々がインターネットで交流する機会をもつことができました。クリスマスの過ごし方などお互いに知り合うことができました。そのうちに児童会からのお知らせがあるでしょう。皆さんが送った贈り物も届いたそうです。あちらの学校が始まったら、それを分けてくださって、きっと喜んでいただけるでしょう。今年はどんなことができるか、また考えて進めましょう。「私から私たちへ」と初等科から世界へ広がっていくのはとてもうれしいことです。
今年はカトリック教会では「聖年」という25年に1回の特別な年です。聖年とは、聖なる年、ということです。神さまの特別な恵みをいただく年です。ローマのバチカンに行って、サンピエトロ寺院という大きな教会の大きな扉を通って中に入ったら、特別に大きな恵みをいただくことになっています。これは巡礼というお祈りの旅です。今回の聖年のテーマを教皇フランシスコは「希望」と決めました。特に、イエスからいただく希望にはがっかりさせられることがない、ということを大事にしています。イエスを信じて、イエスと一緒に進む希望、と言ったらよいかもしれません。だから、どんなにむずかしいことでも、イエスと一緒に希望をもって進むとき、少しずつでも何か実行することができて、良い方へ向かうことができる、そう思って自分のできることを探す、そのように教皇フランシスコは考えています。世界の平和や地球温暖化、どんなに難しい問題にも希望をもって解決を探す努力をしましょう、と呼びかけています。私たちも何かできることを希望をもって考えていきたいと思います。
これから学年末に向けて、何でも一生懸命に取り組みましょう。お友だちともよい関わりをつくりましょう。2月には学習発表会もありますから、それもとても楽しみです。
皆さん一人ひとりにも今年がよい年となって、毎日の学校生活が楽しく、学ぶことがたくさんあるように、希望をもって進めるようにと願っています。