トップページ > Spirit of "Mikokoro" > 12月18日 クリスマスウィッシングをお祝いして・・・創立者と共にパリのノートルダム大聖堂でも
今年も初等科、中高等科でそれぞれクリスマスウィッシングをお祝いし、一人ひとりが心にイエスを新たにお迎えしています。ウィッシングでは聖画のカードを毎年配ります。毎回、どのようなカードにするか吟味して選んでいます。一昨年は日本で描かれた和服姿のイエスを抱くマリア様、昨年は韓国で描かれた絵とし、児童・生徒の心に残るものを考えました。西洋画による聖母子・聖家族が一般的ですが、それぞれの文化における表現も大切なことです。
今回の絵は聖心会にゆかりのものとしました。原画は15世紀半ばのイタリア人画家アンドレ・ソラリオ(1460-1524)によるもので、創立者聖マグダレナ・ソフィアは1800年パリで3人の仲間と共に奉献生活を志し、誓願の祈りをこの絵の前で行ったとされます。ブタペストの美術館にある絵の複製と伝えられます。聖マグダレナ・ソフィアはこの絵を「聖心会の聖母」と名づけて大切にしたことから、現在に至るまで受け継がれて、今はローマの聖心会本部に飾られています。各地の聖心会修道院や学校でもこの絵を写真にして飾っています。今回はその絵をカードとしました。児童・生徒が大切にしてくれることを願っています。
この秋は聖心会にはもう一つ喜ばしいことがありました。パリのノートルダム大聖堂では大火災による被害の修復が終了し、12月7日にお披露目が成されたことは大きく報道されました。12月8日には大聖堂で献堂式のミサが捧げられ、その中で新たにされた祭壇の祝福が行われました。カトリック教会の祭壇には聖人の遺物が納められることになっており、今回の新しい祭壇のためにはパリにゆかりのある聖人として5人が選ばれ、聖マグダレナ・ソフィアもそのうちの1人でした。歴史ある大聖堂の今回の新しい祭壇に、私たちの創立者が関わるものとして選ばれたのは大きな喜びです。このミサの様子はYoutubeなどで配信されており、どのような儀式であったか見ることができます。以下のURLもその一つです。https://www.youtube.com/watch?v=GGeOnP6BcvI こちらでは55分ごろの場面にあたります。
聖マグダレナ・ソフィアと共に主のご降誕をお祝いいたします。