校長室ブログ - Spirit of "Mikokoro" -

6月26日初等科朝礼 ふじ組はファーストペンギン?

2024.06.26

 初等科では、少人数学級として昨年4月に5年生ふじ組が誕生しました。それまで4年生まで32人学級、5年生以上は40名学級としていたところ、5年生以上でも順次30名とすることにしたものです。今年度は5・6年生が1学年30名4学級となっています。そして、4番目の新クラス名は「ふじ」です。

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 今日はこの学校の歴史を少しお話しします。去年5年ふじ組ができて、今、6年生までふじ組があります。これは聖心の歴史の中で大きなことで、変化です。去年の5年生ふじ組が初代ふじ組でした。教室の場所が変わるなど、毎年動きがあります。来年は7年生にふじ組が上がるので、どのようになるか中高等科の先生たちは楽しみに準備しています。

 ふじ組は今は2学年しかないので、少しさみしいですが、これから増えていくことになります。考えてみると、この学校のクラスはだんだん増えてきました。

 最初は各学年1クラスでした。そのときはクラスの名前はありません。学年だけです。それから、2クラスになることになり、ばら組とゆり組になりました。またそれから何年かして、中等科、つまり7年生から3クラスになることになり、ばら組、ゆり組、きく組となりました。そして、また何年もして、今の大学4年生が初等科1年の時に、初等科も3クラスになることになりました。初めは1年生だけが3クラスで、だんだん3クラスの学年が上がっていきました。そして、去年5年ふじ組ができました。

 それぞれのクラスの名前に意味があります。ばらはマリア様の花で、ばらの花で冠を作ってお捧げしたりします。ゆりはマリア様の美しい心を表す花で、「感ずべき御母」の絵にも描いてありますし、ヨゼフ様の花でもあります。ヨゼフ様がゆりの花を持って描かれることがよくあります。きくは日本の美しい花です。そして、ふじ。これは生徒の皆さんの希望で選んだ名前です。これも日本の古い伝統のある花で、美しい色をしています。良い選びだなと思いました。奈良という京都よりも古い都に、春日大社という古い神社がありますが、そこではとても美しい藤の花が咲きます。

 ものごとの初めをたどってみるとおもしろいです。パイオニアという言葉があります。最初に開拓していく人のことです。誰も行ったことのない所に行く人のことで、勇気と決断力が必要です。ファーストペンギンという言葉もあります。知っていますか?ペンギンは群れで生活しています。氷の上を一生懸命歩いて海岸に行きます。そして、海に飛び込みます。その最初に飛び込むペンギンをファーストペンギンと呼びます。すごく高い所からでも、誰か一羽が飛び込むと、みんながついていきます。勇気あるリーダーです。

 ふじ組の人たちはそんな人たちかもしれません。これからふじ組になる学年が増えていきます。誰がふじ組になるかわかりません。新しい経験をすることは楽しみです。そして、どの学年も、3クラス、4クラスで協力して良い学年になってほしいです。それぞれのクラスの特徴も大切にしてください。各クラスでどんなことができるでしょうか。

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