校長室ブログ - Spirit of "Mikokoro" -

10月17日初等科朝礼 ○○な言葉

2024.05.16

 初等科では今年度久しぶりに全体朝礼を行いました。コロナ禍以来、初等科講堂に初等科生全員が集まりづらくなっていましたので、今回から前庭に集合することになりました。5月のさわやかな朝の集まりとなりました。

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 今日は言葉についてお話しします。私は今、言葉を使ってお話ししています。言葉を使って、考えや気持ちを伝えます。そして、言葉を使って、何かをわかったり、勉強したりします。書いて、読む言葉もあります。

 ラジオを聴いていたら、東北地方の農村に住んでいる人のインタビューがありました。その方は、ご自分の住んでいるところの言葉で話していました。方言でお話しされえいたのです。ですから、私たちの話している言葉とは少し違っていて、独特な言葉でした。しかし、その人の気持ちがよく伝わってきました。言葉は不思議なものだと思いました。

 色々な言葉があります。また聞きたい、と思うような言葉もあれば、もう聞きたくない、嫌だ、と思う言葉もあります。「〇〇な言葉」というように、「〇〇な」で説明を表すように考えてみたら、どのようなものがあるでしょうか。「すてきな」、「きれいな」、「嫌な」などあるかもしれませんし、「な」がつかなくても表せるものもあるかもしれません。では、もしまっすぐな線を引いて、ものさしのようにして、右側の端に〇、反対側に△をつけて、良いと思える言葉を〇の方に、良いと思えない言葉と△の方にして、色々な言葉を並べてみたらどうなるでしょう。○○な言葉.jpg私がいつも使っている言葉はどの辺にあるでしょうか。〇に近い方でしょうか。それとも△に近い方になるでしょうか。

 言葉と気持ちがぴったり合っているとすばらしいですが、そうでないときもあります。たとえば、言葉はていねいで美しく、正しいですが、冷たい、いじわるな感じがするということがあるかもしれません。あるいは、言葉の使い方は少し間違っているかもしれないし、ていねいでないかもしれませんが、とても正直な気持ちが伝わるということもあるかもしれません。

 私はほんものの言葉、心のこもった言葉、相手を大切にする言葉が聞きたいですし、自分でも話したいと思います。皆さんの間でもそうなってほしいです。でも、ほんものの、心がこもった、相手を大切にする言葉というのは、どのような言葉なのでしょうか。考えてみてください。今月のプラクティスにあるように、「勇気をもって私から」よい言葉を話す人になれるようにがんばってみてください。

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