校長室ブログ - Spirit of "Mikokoro" -

12月7日初等科朝礼 心の静けさが大切

2022.12.07

 クリスマスを待つ待降節の季節となり、初等科では心の準備としてプラクティスを始めています。今年のテーマは「共に歩もう 私から私たちへ」としています。児童は日々、このテーマで何ができるか考えながら生活していますが、改めて今の時期に大切なことを考えました。

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 クリスマスを待つ時期になりました。イエスをお迎えする待降節が始まっています。今の時期に大切なことは何でしょうか。まずプラクティスは大切です。心の準備をして、イエスに来ていただく場所を心の中に作ります。今年のテーマは「共に歩もう 私から私たちへ」です。心がけて実行していますか?「私」だけでなく、「私たち」になると、そこにイエスもいることになります。イエスと私の「私たち」にぜひなりたいです。

 プラクティスの他にもまだ大事なことがありますか?皆さんもきっと気づいていると思います。それは、沈黙と心の静けさです。

 イエスは赤ちゃんとして生まれてきます。小さな子どもです。赤ちゃんはお腹が空いたり、具合が悪かったりすると大きな声で泣きます。でも、たくさんの時間は静かに眠っています。あんしんして寝ている間に大きくなっていきます。ですから、まわりの人は赤ちゃんを大切にして、静かにしていてあげなければなりません。イエスをお迎えするのも同じです。心の中に場所を作ります。そこには静けさも用意しておかなければなりません。赤ちゃんの周りで大騒ぎしたり、動き回ったりはしません。赤ちゃんがとてもかわいいので、みんなで大切にします。静けさには、心と身体もつながっています。

 心の静けさについて考えてみましょう。心を静かにするには、まずお話ししないで静かにします。今も、皆さんは静かにお話を聞いています。心の中では聞いたことを考えたりしているでしょう。また、お話も聞かないで、心を静かにするときもあります。そのような時の心の中はどんなでしょう。色々な考えが浮かんできたり、色々なことを思い出したりするかもしれません。楽しいことやうれしいことを思い出したりするでしょう。忘れていたことや、やらなくてはならないことを思い出すこもあるかもしれません。そして、悲しいことや嫌なこと、怖かったことを思い出すかもしれません。そのような時はどうしましょうか。嫌なことや悲しいことを思い出しても、そればかり気にしないでください。必ず良いこともあるし、イエスもマリア様も私たちを見守ってくださっています。そして、私たちはお祈りすることもできます。

 静かな心はお祈りの心です。この静けさを大切にして、心の中にイエスの場所を作りましょう。

 

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