校長室ブログ - Spirit of "Mikokoro" -

11月17日ファーストステージ 聖フィリピン・デュシェーンの祝日

2022.11.19

 ファーストステージでは、お祈り会、お遊び会と講演会をもって、ゆっくりと祝日を祝いました。お祈り会では、校内テレビ放送によって各教室で静かに祈りました。4年生が司会を担当し、下級生のためにしっかりと役目を果たしました。祈りの中の共同祈願では、各学年からの代表の児童も放送室に来て、祈りを唱えました。午後の講演会には、国境なき医師団についての話を聴き、世界で働く医療者とそれを支えるロジスティシャンについて知りました。実り多い一日となりました。

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 聖フィリピン・デュシェーンの祝日おめでとうございます。 

 聖フィリピン・デュシェーンはたくさん旅をしました。フランスからアメリカへの旅は大きな旅でした。そして、たくさん働きました。聖心の学校をアメリカで始めました。大変なことがたくさんあって、うまくいかないこともたくさんありました。でも、あきらめないで、祈り続けました。

 聖フィリピン・デュシェーンが大事にしていたことは神様と一緒にいることです。祈る、ということは、神様と共にいられるようにしてください、ということです。

 アメリカのインディアンの人たちに出会うことを聖フィリピン・デュシェーンはずっと願っていました。でも、なかなか自分の思い通りにはなりませんでした。もし、若いときに行かれたら、色々なことができたかもしれません。しかし、年をとってからやっといくことができましたが、その時には何もできませんでした。インディアンの言葉はわからなかったし、仕事をすることももうできませんでした。だから、聖フィリピン・デュシェーンは祈っていました。それしかできることがない、と聖フィリピン・デュシェーンは思っていました。

 では、聖フィリピン・デュシェーンは何もできることがなくて、役に立っていなかったのでしょうか。どうなのでしょう。役に立つという言葉はあてはまらないかもしれません。聖フィリピン・デュシェーンがしたことは、その人たちのために祈ることと、その人たちと一緒に生きることでした。これは一番大事なことだったかもしれません。そして、神様が聖フィリピン・デュシェーンに一番やってほしかったことだったのでしょう。だから、人々の心に残りました。これができたことは、とてもすばらしいことです。

 私たちも聖フィリピン・デュシェーンのようになりたいです。神様が私たちにやってほしいことを、実行できるようになりたいです。でも、それはどんなことなのでしょう。多分、小さなことから始まります。聖フィリピン・デュシェーンも長い間ずっと一つひとつのことを一生懸命にやりました。私たちが「こうした方がいいかな」と感じることがあったら、それは神様が私たちに気づいてほしい、実行してほしいと思っていることかもしれません。私たちも聖フィリピン・デュシェーンのように、神様がしてほしいと思っていることを行うことができるようになりましょう。

 

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