校長室ブログ - Spirit of "Mikokoro" -

9月7日初等科朝礼 夏の発見 種から育ったカボチャ

2022.09.07

 初等科では6年生が昨日から1クラスずつ清里での1泊の校外学習に出ています。秋の清里でどのような活動ができるか楽しみに出発しています。とは言え、昨朝出発したクラスは今日の夕方にはもう帰校です。集中して活動していることでしょう。学校では、放送朝礼を行いました。この夏の私の発見を分かち合いました。

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 おはようございます。皆さん元気ですか?暑さがまだ続いています。昨日は急に昼休みの外遊びが、暑さのために中止になりました。今日も急な変更があるかもしれません。皆で気をつけて過ごしましょう。

 夏休みの間に、皆さんは何かおもしろい発見がありましたか?自分の疑問を追究することもできましたか?今日は私のこの夏のおもしろかった発見を皆さんにお話しします。

 シスターたちの家では、生ゴミを捨てるために庭にコンポストを作っています。コンポストは黒いバケツを逆さにしたようなもので、土の上に立て、上の蓋のところを開け閉めしてゴミを入れます。野菜くずや果物の皮などの生ゴミです。水分の多いものはそのまま入れず、水の少ない状態にして入れています。コンポストをすることで、ゴミの量を減らしたり、フードロスを減らしたりすることができます。でも、毎日のことなので、少し手間がかかります。

 7月のある日に、生ゴミがたくさんあったので、その日は庭の土に穴を掘って、直接ゴミを埋めて捨てることにしました。すると、何日か後にその場所から何かの植物の芽が出てきました。とてもびっくりしました。何が出てきたのかよくわかりませんでしたが、何日かたつと葉が大きくなって、それはスイカとカボチャだということがわかりました。これらはどんどん大きくなって、好きな方へどんどん伸びていって、花も咲くようになりました。スイカは小さな黄色い花で、カボチャは大きな黄色い花です。たくさん雄花が咲きましたが、雄花は実になりません。雌花は後から咲くようになりました。大きくなるにつれ、カボチャの方が元気があって、スイカは負けてしまい、あまり元気がありません。そのうちにカボチャは木の上にまで登っていって、今は小さな実を一つつけています。

 このカボチャの実が食べられるようになるまで育つかどうかわかりません。でも、ゴミとして埋めたものがこんなに大きくなっていくのを毎日見ながら、種から育って大きくなり、実をつけて、種を残して、また次の年に生きたいというカボチャの命の力を感じています。そして、人間だけが生きているのではない、たくさんの生き物と一緒に生きているということを改めて感じています。これが私のこの夏の、おもしろい発見でした。

 学校では、色々な草や木、植物があり、虫や鳥もみつけられます。色々な生き物と一緒に生きていることがわかります。皆さんはこの夏休みにどんなおもしろい発見がありましたか?各教室の前に夏休みの自由研究が飾ってあります。その中に皆さんのおもしろかったことが詰まっているでしょう。お友だちの作品やちがう学年の人のものを見てみましょう。その中に、皆さんのおもしろい発見をみつけましょう。

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