校長室ブログ - Spirit of "Mikokoro" -

1月19日 初等科朝礼 やる気になるには

2022.01.22

 しなければならないことがあるのに、やる気にならない、大人でもこのような気持ちになることはあるものです。でも、なんとかとりかからなくては!子どもたちと一緒に考えてみました。元卓球選手の経験を参考にさせていただきました。

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 「〇〇しなければならないのに、やる気がおきない」、「なんだかいやだなあ、やりたくない」、「困ったなあ、後にしよう」このようなことはありませんか?宿題や、家の方に言われたことをやらなければならないのに、どうも実行することができない。頭ではわかっているけれど、気持ちが動かない・・・。やる気の「き」は気持ちの「気」です。私たちは頭では「〇〇しなければ」とわかっていても、気持ちがやりたいと思わない、それで体が動かない、こういうことが起こります。人間は不思議です。頭と気持ちと体がつながっています。では、どうしたら良いのでしょうか。色々な方法があるようです。それはたくさんの人がやる気の問題で困っているからでしょう。

 まず体から始めてみましょう。体を少しずつ動かしてみることから始めます。そうすると、動きたくない気持ちが、少し変わります。全部いっぺんにできなくても、少しやってみて、「できた!」と自分を褒めましょう。そして、それを次ぎにつなげます。そうすると、体も気持ちも喜ぶことができます。そして、頭も働くようになります。

 気持ちについても考えてみましょう。卓球の元オリンピック選手の話を聴きました。ある大事な試合のとき、ミスが続いてだんだん負けてしまい、もうだめだ、もうがんばれない、この試合負けてしまう、という気持ちになったのだそうです。そう思いながら、うまくいかないことが続きました。ところが、途中でコートチェンジでしょうか、ほんのわずかな休憩の時間に思い出したのだそうです。前に一回、こんな試合があった。途中まですごく負けて、もうだめだと思ったけれど、そのあと挽回して、勝つことができた。そういう試合があった。それなら、この試合も勝てるかもしれない!このことを思い出したら、その後ミスがなくなったのだそうです。体が動くようになって、試合に勝つことができました。

 良かったことを思い出す事は大切です。思い出して、体を動かします。悪いことばかり考えていると、体が動きません。良かったことや、うまくいったことを覚えておいて、それを思い出すようにします。良かったこと、うまくいったことを心の中に貯金のように貯めておきましょう。そして、それらを思い出すと体を動かす力になります。このようにして、やる気をみつけることができます。

 良かったこと、うまくいったことを思い出すことはとても大切です。今日も心がけて生活しましょう。

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