校長室ブログ - Spirit of "Mikokoro" -

12月17日初等科クリスマスウィッシング

2021.12.19

 今年の初等科では工夫を凝らした形式でクリスマスウィッシングを祝いました。以前はソフィアバラホールに初等科全体が集まって、歌をたくさん歌って祝いましたが、まだ今年はその形式は控え、6学年がばら・ゆり・きく組の3つのグループに分かれてホールに集まり、お祈り会として行いました。ホールでは、事前に録画した動画で各学年の英語の歌と暗唱を動画に合わせてジェスチャーを交えて発表し、6年生は聖劇を行いました。静けさと元気さ、6学年が集まることのできた喜びがありました。3分割とは言え、6学年が集まって催しを行ったことは大変久しぶりのことです。1年生たちも6年生のしっかりした姿に接して、お手本を見倣う経験をすることができました。

 動画では、各学年の児童の姿、活動の様子を見ることができました。そして、クリスマスのご絵もいくつも紹介され、ヨセフの杖にゆりの花を見ることもできました。ゆりの行列のときに子どもたちに話をした、ヨセフの誠実な心を表すゆりの花です。

 杖を持つのは安全に旅をするためです。ゆりの花が咲くヨセフの杖は、誠実な心です。裏表のない、正直で誠実な心をもっていれば、私たちは安心して進んでいくことができます。初等科ではクリスマスに向けてのプラクティスでヨセフに倣って、勇気をもって一歩ふみだすことを目ざしてきました。それを振り返りながら、これからについても心構えをしました。これまでイエスの誕生を待ち、イエスを心に迎える準備をしてきました。それをこれからの生活につなげて行かなくてはなりません。ヨセフとマリアはイエスが誕生すると、父母としてこれからイエスを育てていかなければなりません。私たちも同じです。私たちの心に生まれてくださったイエスを育てて、大きくしていなかくてはなりません。ヨセフの誠実に見守り支える心、マリアの優しく温かい心をいただいて、イエスと共に進み、心のなかでイエスを大きくお育てしたいものです。

 冬休みは楽しいことがたくさんある時です。子どもたちには家庭でお手伝いもたくさんしてほしいものです。そして、「ありがとう、ごめんなさい、どうぞ」を忘れずに言うことを心がけてほしいと願っています。それぞれの子どもたちがご家族と良い新年を迎えるように祈っています。

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