校長室ブログ - Spirit of "Mikokoro" -

12月16日中高等科朝礼 大事なことは心の誠実さ 聖堂に向かう足跡

2021.12.19

 中高等科も冬休み前最後の朝礼をなりました。初等科と同じ聖書の箇所を題材に話をしました。中高等科はクリスマスウィッシングに向けて、今年ならではの取り組みをしています。それを励ましながら、神様に喜ばれる心について考えました。

 ~~***~~

 クリスマスウィッシングに向けて、昼休みに朗読劇が放送されています。3日間中等科生の作品で、これから2日間高等科生の作品です。縦割りグループでの祈りも12年生のリーダーシップで行われています。グループごとに皆さんが聖堂に集まっている姿を見守っています。神様が皆さんの祈りに耳を傾けてくださるでしょう。そして、11年生の皆さんによって学年色の足跡が現れました。聖堂へjpg.jpgとてもすてきなことです。各教室から聖堂に向かっています。皆さんの聖堂での祈りを支えています。もゆる会のチャリティセールも行われます。こうして、皆でクリスマスに向けて動いています。そして、心も動かしています。聖堂入り口.jpg

 人間の心には、良いことに向かう力もあれば、弱さもあります。14日のミサでの聖書朗読の箇所は、イエスによるたとえ話でした。カトリック教会では、毎日のミサの朗読箇所が世界共通で定められています。ある人に2人の息子がいました。父はその2人に仕事を頼みます。それに対して、兄は「嫌です」と言ってしまいますが、思い直して言いつけ通りにします。一方、弟は「はい」と言いますが、実行しませんでした。イエスは兄と弟のどちらが神に喜ばれるかと人々に問いかけます。

 この話は2つのことを教えてくれます。まず、裏表があることは大変良くない。そして、神様は失敗してもやり直す人を喜ばれる、ということです。兄は感情に流されて、素直ではありません。弟は裏表があり、不誠実です。

 兄にはふり返る力がありました。自分の失敗を正直に認め、弱さに気づくことができました。大事なことは、心の誠実さであり、目に見えないところの真実です。

 今の世界は残念ながら虚実ないまぜです。インターネットやSNSでフェイクニュースも広まります。その中で、私たちは裏表のない、誠実な心を求めましょう。SNSも賢明に使いたいものです。

中高クリブ.jpg

このページのトップへ
このページのトップへ