校長室ブログ - Spirit of "Mikokoro" -

12月9日中高等科朝礼  正しく知る=中等科美化委員会の掲示 クリスマスを迎える準備

2021.12.12

 幸いなことに日本では現段階では感染流行が落ち着いており、学校で生徒たちは様々な活動に力を注いでいます。生徒の活動の一つとして、中等科美化委員会も有効な手の洗い方について実験した結果を掲示しています。新たな感染流行の心配が生じている今、正しく知る、ということを改めて考えました。同時に、クリスマスに向けて心の準備をする時であることも振り返って考えました。例年通りのクリスマスウィッシングは今年も残念ながら実施しませんが、12年生たちのリーダーシップにより、6学年の縦割りグループで聖書を読み、祈りの分かち合いを行ってクリスマスに向かう心の準備をするという今年ならではの活動に取り組んでいます。そして、分かち合いの実りとしてグループごとに聖堂で祈りを捧げています。

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 学校では今のところ様々な活動を放課後までフルに行うことができています。皆さんが楽しく活動に打ち込んでいる姿を見られることはとてもうれしいことと感じています。しかし、世界全体を見るとオミクロン株という新しい変異が現れ、深刻に心配されています。新しい、未知のものが出現したときには、正しく知るということが重要だと感じます。

 そこで、職員室前に掲示してある中等科美化委員会の掲示に注目しましょう。皆さんはもうすでに見ましたか?中等科美化委員会の方々が手を清潔にする方法について水、アルコール、石鹸についてどれが有効であるか、実験した結果を報告しています。自分たちで実際に確かめているとても良い取り組みです。それを見ると、水で手を洗うだけでは不十分で、アルコール消毒でも不完全です。一番有効なのは石鹸を使って水でしっかり洗うことという結果だそうです。ですから、水が冷たいなどと面倒くさがらずにしっかり石鹸を使い手を洗いましょう。そうすることが自分の健康を守り、家族と学校の健康を守ります。

 実験して確認することは正しくものを知ることの一つの例です。正しく知ろうとしない、また、正しい知を自分のものにしない、ということは、噂に流されたり、恐れや不安に動かされるということになります。正しい知に基づいて生活したいものです。手の洗い方をまず実践しましょう

 ゆりの行列を終え、クリスマスが近づいています。今年も例年とは異なるクリスマス・ウィッシングとなります。クリスマスの準備も例年と異なるやり方で準備しています。以前なら今の季節、ウィッシングの練習をする歌声がよく聞こえたものです。今は歌が歌えないことは残念です。しかし、7日の火曜日昼休みに皆さんが縦割りグループで話し合いを行っていたときには、学校全体がこれまでにない活気のある静けさに包まれていました。それぞれにグループで静かにお互いに聴き合ったり、分かち合ったり、グループによっては楽しそうな声が聞こえてくるところもありました。どのような分かち合いを行い、祈りを考えているのか、とても楽しみに感じました。皆さんの分かち合いや祈りに神様は耳を傾けてくださいます。

 例年はこの時期にプラクティスを行ってきました。クラスで目標を決めて取り組みました。成果を形にして、色々なところにお送りするという活動もしました。今年はこの形でプラクティスをしていませんが、プラクティスの心は大切にしたいものです。プラクティスはイエスを待つ心を養い、自分を律して人の役に立つことを目ざします。祈りは自分のためにも、また人のためにも捧げます。

 クリスマスは楽しい時ですが、楽しさを求めるだけでなく、意味を良くわかって過ごしたいものです。イエスは私たちの生きる力、神様が私たちと共にいてくださることを表す方です。プラクティスはその理解を深めるためのものです。今年もプラクティスの心を深めましょう。今回の祈りのグループ活動が良いものとなることを願っています。

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