校長室ブログ - Spirit of "Mikokoro" -

11月10日初等科朝礼 SDGs17パートナーシップで目標達成

2021.11.11

 初等科でも児童はSDGsに高い関心を持っています。17の課題について、自分たちで何ができるか考えています。課題17「パートナーシップで目標達成」を自分たちはどのように取り組めるか、児童会で話題になったということです。確かに、この17番目は全体をとりまとめるもので、具体的な課題ではありません。では、何ができるのか、児童と共に考えてみました。

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 「世界のみんな兄弟さ、働く場所が違っても / 主に向かう心は みんな同じ子どもだから / アーメン ハレルヤ ・・・」という歌を皆さんは知っています。キリスト教の考え方をよく表している歌です。神様の前では、世界中のすべての人が皆、神様の子どもです。だから皆がきょうだいで、仲間で、世界全体が家族です。教皇フランシスコも「兄弟の皆さん Fratelli Tutti」を本の題名にしています。そして、地球のことを「みんなの家」と呼んでいます。

 SDGsも世界全体で取り組まないと解決できない問題ばかりです。今イギリスのグラスゴーで気候変動に関する会議が開かれています。気候変動は世界全体の問題です。しかし、状況は国によってとてもちがいます。たとえば、太平洋の海の真ん中の小さな島の国は、気候変動のために水面が上がってくると、島が沈んでしまう、国が海に沈んでしまうのではないかと心配しています。でも大きな国はそのような心配はしていません。だからこそ、世界全体が助け合わなければなりません。

 SDGsの課題17は「パートナーシップで目標達成」です。これは、SDGsの問題は仲間として助け合いながら解決するものだという考え方を表し、助け合うということを課題としています。パートナーとは重要な仲間のこと、特に1対1の仲間のことです。だから、パートナーシップは特別な協力関係になって、誰かのこと、どこかの団体を特別に支援して課題解決を助けることを指しています。たとえば、初等科でハイチデーをして、ハイチやフィリピン、アフリカのケニア・ウガンダ、コンゴを支援しているのはパートナーシップです。

 そして、たとえば学校では、係の活動や日直などで2人組の仕事があります。これは係同士が協力して進めることが大事です。学校ではペアと呼んでいるかもしれません。このペアはパートナーにあたります。お互いにパートナーを大事にして、協力して助け合っています。このとき私たちはパートナーシップでの課題解決に取り組んでいます。学校生活の中でも課題17に取り組むことができそうです。ペアの仕事や、協力すること、助け合うことをみつけて取り組みましょう。

 

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