トップページ > Spirit of "Mikokoro" > 10月7日初等科 前期終業式
初等科は中高等科に一足遅れて、前期を締めくくります。来週にはすぐ後期となりますが、一区切りの意識をもって終わります。全校での集会はまだ行えませんので、各教室にテレビ配信の形で行いました。
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前期が終わります。皆、これまで健康に学校で勉強を続けることができました。夏休みが終わって9月からは分散登校として、授業の時間も短くしましたが、それもこれで終わりです。後期からは普通の学校生活に戻ります。これからまた色々な活動ができるようになると考えると、後期が楽しみです。後期には楽しい行事も待っています。
中高等科生は7日は1日みこころ祭の準備をして、8日金曜日と9日土曜日にみこころ祭を行います。去年のみこころ祭はオンライン開催でしたので、初等科の皆さんも家からコンピューター上で見ることができましたが、今年は残念ながら、初等科の皆さんはみこころ祭に来ることはできません。中高等科の生徒と保護者の方だけの開催です。とても残念ですが、皆さんは中高等科の方々を心の中で応援してください。
4月からふり返って、初等科で大事だったことは何でしょうか。考えてみました。まず、皆が毎日学校に来て勉強できたこと、これは普通の当たり前のことのようですが、去年の春は学校がお休みでしたから、それを考えると今年の春は本当に良かったと思います。
5月にはスポーツデーをすることもできました。学年を分けて行い、皆が楽しく活動できて、ばら、ゆり、きくで得点もつけて、とても楽しい活動となりました。
6月から7月には、2年生以上の学年でプールで水泳教室をすることができました。去年はプールで泳ぐことはできませんでした。1年生の皆さんは9月に水泳教室をする予定でしたが、それができなかったのは残念でした。来年に期待しましょう。
今年度の目標は「希望の作り手になる、変化を生み出す、変容を生きる」です。どんなことができたでしょう。色々な変化を生み出すことができたと思います。みなさんは今学年できっと新しいお友だちもできたでしょう。それも大事な変化です。お友だちができるということは、「私」という一人から、「私たち」という仲間になっていくことです。「私」から「私たち」になっていくことは、大きな変化です。
「私」はとても大切です。私がしっかりして、私が元気で、私が楽しいこと、私が自分で考えること、私が私らしいことはとても大切です。まず、これは出発点です。しかし、「私」だけでは小さな世界です。そこから「私たち」になると広がります。自分だけのことではないので、「私たち」は自分の好きな通りにはなりません。ゆずりあったり、がまんしたり、うまく行かなくて困ったりすることもあるかもしれませんが、それよりも、助け合ったり、一緒に何かをしたり、自分だけではできない大きなことにチャレンジしたり、色々な新しいことが開けたりしていくことが、「私たち」のすてきなことです。
「私たち」は友だちから、クラス、学年、学校全体、日本全体、世界、地球へと広がっていき、色々な人、違った人も「私たち」になっていきます。
「私たち」になっていくには、「ありがとう、ごめんなさい、どうぞ」が大切だと思いませんか?「私たち」になるとたくさんの「ありがとう、ごめんなさい、どうぞ」を言うことになります。こんなすてきな言葉を何回も言えるのですから、「私たち」はすてきなことです。
4月から今日までの前期の間にどんな「私たち」が作れたか、「私たち」でどんなことができたか考えてみてください。これを秋休みのふり返りとしましょう。「私たち」をたくさん発見してください。どんなことがみつけられるでしょうか。
通知表をいただいたら、勉強のふり返りもしてください。来週すぐ後期になりますが、後期になったら新しい気持ちで始めたいと思います。前期を感謝して終わりましょう。