校長室ブログ - Spirit of "Mikokoro" -

6月2日初等科朝礼 みこころの月の9日間の祈り

2021.06.06

 6月はカトリック教会ではみこころの月です。イエスの心に倣い、祝う時として、聖心には大事な月間です。今月も初等科はプラクティスをして心を整えます。今年はみこころの祝日を6月11日に祝います。聖心会でも、この重要な祝日に向けて祈りを捧げて準備します。伝統的に、特に重要な事柄については「novena」と呼ばれる9日間の祈りを捧げる習慣があり、今年も聖心会では総長からの呼びかけによって取り組んでいます。この祈りについて初等科生にわかりやすく説明しました。

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 6月のみこころの月が始まりました。新しいプラクティスにも取り組みます。5月にはマリア様へのプラクティスに努力することができましたから、今月もがんばりましょう。5月には、よいところを見つけること、伝えることに取り組みました。今月は見つけたよいところを「使う」ことに取り組みます。

 初等科では毎日お祈りを大切にしています。朝の祈りに始まって、お弁当のときにも、帰りの会でもお祈りします。英語の授業の始めにも祈ります。朝の祈りが放送のときは、お当番の方がその日のことを一生懸命考えて、祈りを作ってくださっています。プラクティスをよいものとするためにもお祈りは大切です。

 聖マグダレナ・ソフィアも祈りを大切にしました。祈りにはいろいろなやり方があります。一人で捧げる祈りもあれば、みなで集まって一緒に捧げる祈りもあります。沈黙の祈りも、聖書を使う祈りもあります。毎日決まって繰り返す祈りもあれば、3日間、8日間と何日間かにわたる祈りもあります。特別に何か神様にお願いしたいことがあるときには9日間の祈りをしていました。何か困ったことがあるとき、また、大きな祝日の前などにも9日間の祈りをしました。みこころの祝日の前にすることもありました。

 今年のみこころの祝日は6月11日金曜日です。ちょうど9日後になります。そのため、聖心会では、全世界の聖心で今日から9日間の祈りを捧げましょうと呼びかけられています。今の世界のために祈ります。今の世界で困っていることはたくさんあります。たとえば、新型コロナウイルスの流行、平和でない国、仕事がない人、食べ物がない人、学校に行かれない子どもたち、けんかや対立、いじめに苦しむ人がいます。このようにお祈りすることはたくさんあります。

 祈るときには、イエスのみこころにお願いします。「イエスさま、私たちを見守ってください。このようなことがあります。私たちも解決のために働きます。神様どうぞお願いします。神様は一番よいことを知っていらっしゃいます。だから、どうぞそのようになさってください。お願いいたします」というように、自分たちも一生懸命に努力します、神様一緒に進んでくださいと、神様が共にいてくださることに感謝しながら祈ります。

 今月のプラクティスを努力していくためにも、みこころの祝日まで9日間祈りを捧げましょう。

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