トップページ > Spirit of "Mikokoro" > 5月25日 初等科 聖マグダレナ・ソフィアの祝日 お祈り会
初等科は25日の朝礼で、校内テレビの動画配信の形式でお祈り会を行いました。児島なおみさんによる創立者の伝記絵本の1ページを紹介しながら話しました。上の画像は絵本の1ページです。このページを今期のテーマとして児童・生徒には話しています。「魂」について教えてくれるページです。(児島なおみ「聖マグダレナ・ソフィア・バラ」リブロポート刊 1988年)
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聖マグダレナ・ソフィアの祝日おめでとうございます。5月のプラクティスは「みつけた あなたのよいところ」でした。皆さんは、お友だちや周りの人のよいところをみつけましたか?そして、どなたかにあなたのよいところみつけていただいて、それを教えていただきましたか?色々な種類のよいところがみつかったでしょう。今まで気づかなかったことや、今までよいと思っていなかったところが、とてもすてきな、よいところだったとわかった、気づいた、ということもあったかもしれません。
聖マグダレナ・ソフィアは一人ひとりによいところがあることを信じていました。時々、うまくいかなくなったり、自信がなくなったりして、よいところが自分にもまわりの人にも見えなくなってしまうこともあるかもしれません。そのような時でも、聖マグダレナ・ソフィアはその人のよいところをいつもじっと見つめてくださっていました。
児島なおみさんの絵本にすてきなページがあります。夕陽に向かって、マザーバラと生徒が座っている絵です。そのページにはこのように書いてあります。
「マザーバラは 目にうつる かたちには / まどわされませんでした。 / なぜなら マザーバラには 見えるのでした。 / すべてのひとの なかに かがやく / とくべつな ひかりが・・・。 / どんなひとの なかにも / きえることなく かがやきつづける / 神さまの すがたが・・・。 / 愛にあふれた マザーバラの 目には / 見えるのでした。」
皆さんのよいところは、皆さんの心の中の奥深いところ、魂ともいうところに、いつでもしっかりそこにあって、神様はそれを知っていてくださるし、聖マグダレナ・ソフィアもそれを見ていてくださいます。よいところをいつも見失わないで、それを外に表して、自分のためにも、人のためにも使って、周りの人にみつけてもらいましょう。うまくいかなかったり、失敗しても大丈夫です。皆さんのよいところは変わりません。
よいところを自分のためにも、人のためにも使うこと、よいところを活かしていきいきすること、それが聖マグダレナ・ソフィアの皆さんへの願いです。今回皆さんにお渡しするご絵は、ローマの聖心会本部にあるご像の写真です。手を広げて、一歩踏み出す姿です。手を広げて「どうぞいらっしゃい」とお迎えし、一歩踏み出して「さあ、行きましょう」と出発する、両方の姿です。どうぞ大事にしてください。