校長室ブログ - Spirit of "Mikokoro" -

4月22日中高等科朝礼 JASH便り 世界各地で生活する卒業生たち

2021.04.26

 中高等科では曜日により、放送による朝礼が行われています。月曜日は中等科、火曜日は高等科、木曜日は中高等科全体です。他の日は各HRでの朝礼です。放送では、お祈り当番の生徒が3人一組になって、その日にふさわしい祈りを考えます。中等科は9年生、高等科と全体朝礼は12年生が担当しています。聖書箇所を選び、意味を考えて一言説明を加え、日々視野を広げて様々なことについて祈りを促し、最後に奉献の祈りを唱えて締めくくります。3人で分担し、事前によく準備して進めています。朝の祈りは大事な時間です。1日の始まりを導くものとして、どのグループも緊張して臨んでいます。生徒たちの考えや思いの深さが伝わってきます。

 今回の朝礼ではJASH日本聖心同窓会のニュースレターについて話しました。

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 聖心姉妹校では、どの学校にも同窓会があります。私たちの学校の同窓会はみこころ会です。そして、日本の聖心姉妹校6校全体の同窓会もあります。札幌、東京、不二、小林の聖心と聖心女子大学、聖心インターナショナルスクール、これら日本の聖心6校全体の同窓会はJASH(Japan Alumnae Association of the Sacred Heart)です。これには、今は閉校となっている聖心専門学校の同窓会も加わっています。このJASHのニュースレターが出されましたので、職員室前の掲示板に掲示してあります。そして、世界の聖心姉妹校全体の同窓会もあります。それは、AMASCと言います。こちらはフランス語によるので、Mが世界を意味する単語の略で、最後のSCがサクレ・クール、聖心を表します。

 今回のJASHニュースレターには、海外の各地のJASH会員の集いを取材して、昨年どのように活動していたかについて「Covid-19レポート」が書かれています。世界各地で聖心の卒業生たちが生活しています。それぞれ、母であったり、妻であったり立場は様々ですが、各地での昨年の生活を通して感じたこと、経験したことが書かれています。どこでも、みな卒業生であることに誇りをもち、つながりを大切にしていることが分かります。

 卒業生たちは各地でボランティア活動を熱心に行っているようです。また、お子さんが通っている学校で、子どもたちによって人種差別に反対する活動や、高齢の方を援助したり、医療従事者を支援したり、感謝したりする活動が行われたことに注目して書かれていた記事もありました。中でも、心を動かされたのは、この学校の卒業生で現在ニューヨークの病院で研修医として働いている方の記事です。感染者が急増し、亡くなる方も多数発生したという厳しい現場で働かれ、ご自分自身も感染して罹患された経験が書かれていました。去年の春には、ニュースで頻繁にアメリカの深刻な感染状況が報道されていたことを思い出しました。その現場に私たちの学校の卒業生もいて、働いていらしたのです。

 世界各地で聖心の卒業生は生活しています。今回のニュースレターにはアメリカやヨーロッパの卒業生のことが載せられていますが、卒業生たちはアフリカやアジア、南米にもいるはずです。世界に広がっている聖心の卒業生たちについてもいつか知りたいものです。皆さんも職員室前の掲示板にある今回のニュースレターを見て、聖心の可能性の大きさと広さをぜひ感じてください。

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