校長室ブログ - Spirit of "Mikokoro" -

2月8日中高等科朝礼 2月の今後の学校生活について

2021.02.08

 緊急事態宣言がもう一ヶ月延長されます。2月の今後の学校生活について、授業を継続して行うという学校の方針を生徒に伝えました。

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 緊急事態宣言がもう一ヶ月延長されます。これからも1月と同じ形の学校生活を続けます。1月の学校生活を皆で大いに努力して過ごすことができました。授業を大切にすることができました。45分間授業としましたが、集中して学ぶことができました。学校生活では教室で共に学び合うことはとても重要なことです。特に聖心の教育では、お互いの関わりの中で共に生き、学ぶことを大切にしています。

 去年の春を思い出してみると、一斉休校という状況の中でオンライン授業、Zoomによる授業を行い、学びの確保としてそれも大きな意味がありました。休校という状況の中で最大限、できる限りの学びでした。しかし、友だちと会うことはできず、共に学ぶこともできず、先生と直接に出会うこともできず、何もかも画面上でのことでした。学校として非常に制限された形でした。6月に学校生活を再開して以来、私たちは新型コロナウイルス感染症の状況の中を生きる経験と知恵を積んできました。そして、この1月の学校生活では緊張もしたことと思いますが、皆で学校生活を大切にして過ごすことができました。

 この1月一ヶ月間に欠席や遅刻した方の数を昨年の1月と比較してみたところ、欠席は80%、遅刻は、検温表忘れによる遅刻が心配されたものの、67.2%に留まっていたことがわかりました。とてもしっかり生活できていました。皆の意識が非常に高く、健康に過ごすことができました。昼食時は沈黙を守り、教室の換気は寒くても努力しています。部活動は残念ながらできていませんが、これはオンラインで補っていると思います。オンライン授業を取り入れている学校もあります。しかし、私たちは、私たちのできるベストを尽くして学校生活をしていきましょう。

 幸い、東京都の感染者数は減少傾向にあるようです。もし、今後状況が非常に悪化したら、学校生活のあり方を変更する可能性もあります。しかし、今は教室で学ぶことのできる機会を活かしましょう。自分一人だけで学んでいるのではなく、共に学んでいることの意味は大きいものです。これからも感染防止対策に注意して、3月の学年末までしっかりと過ごしましょう。今の状況では、一人ひとりの意識が全体の健康を守ることになります。このことを忘れずに生活しましょう。そして、1月の初日にお話ししたシトラスリボンの意識で過ごしたいものです。感染者に対してはケアの姿勢をもって、大切に接する。医療従事者に対しては理解と応援を示す姿勢です。また、2月11日は、カトリック教会ではルルドのマリアの祝日であり、世界病者の日となっています。病気の人を大切に思い起こします。教皇フランシスコはこの日に先立ってメッセージを発し、イエスの姿から学び、ケアの心をもって、病人を大切にし、温かく心にかけるようにと勧めています。私たち一人ひとりが自分のこととして真剣に受けとめ、実行することが大切だと呼びかけています。9日、10日は学年ごとに錬成会を行います。祈りと静けさの日として過ごしながら、このことも深めましょう。

 希望がみつけにくい状況に私たちはいるかもしれないが、希望をみつけたい、と朝礼の祈りの中にありました。私は、希望というものを学校での皆さんの笑顔、ちょっとした関わりの中での喜びに満ちた姿の中に見つけています。希望をもって生きましょう。

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