校長室ブログ - Spirit of "Mikokoro" -

9月30日 初等科朝礼 私たちを守ってくださる天使

2020.09.30

 秋らしい日々となり、校庭にもテニスコートの脇に今年もヒガンバナが咲いています。CIMG2773.jpgヒガンバナは不思議なことに毎年まず白が先に咲き、赤が後に続きます。花火のようにも見える可憐な秋の花です。9月も終わりです。10月2日はカトリック教会では「守護の天使の記念日」となっています。天使は神の使いとして働く、目に見えない存在です。10月を前に子どもたちと一緒に考えてみました。

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  先週5年生の体育の授業を見学しました。チアダンスの練習を楽しそうに、一生懸命にしていました。とても上手に踊っている人もいましたが、得意ではないかもしれないけれどがんばって踊っている人もいました。

 1年生が前庭で「私の木」を観察して絵を描く授業も見学しました。風の強い日で、色々なものが飛んでいきそうで大変な日でした。木をよく見てどんどん描いている人や、たくさんの色を使ってしっかり描いている人もいました。絵が好きなのだな、という人もいました。上手かどうかよりも、一生懸命描いているかどうかが大切だと感じました。同じ木でも、人それぞれに特徴のある絵になっていて、おもしろいと感じました。

 絵が苦手そうな人もいました。困ったな、どうしよう、でもがんばらなきゃ、とそわそわ、うろうろ、困った、困った・・・と手に着かない様子で、紙は真っ白のままでした。でも、きっと後でがんばったでしょう。

 私たちには誰にでも、得意なことと苦手なことがあります。好きなことと、あまり好きでないこともあります。それぞれの人に特徴があって良いと思いますが、私はこれだけ!とならないで、色々なことをやってみると、発見があります。やってみたらできた!おもしろい!ということがあります。しかし、それには練習が必要かもしれません。面倒くさいでしょうか。私にはできないかもしれない、と心配でしょうか。どうせ、私にはできない、だめ、とか、またきっと失敗してしまう、と不安でしょうか。

 そのような気持ちになったときには、「私は大丈夫」と思ってやってみましょう。神さまが見守っていてくださいます。私たちには、一人ひとり神さまから使わされた「守護の天使」がついていてくださっています。「守護の天使」の「守」は「守る」、「護」は「保護」の「護」なので、どちらも「守る」という意味です。守護の天使は私たちを見守っていて、私たちが全力を出せるように助けてくださいます。聖書の中で名前が知られているのは、ラファエル、ミカエル、ガブリエルの3天使だけですが、私たち一人ひとりを見守ってくださるそれぞれ自分の天使がいます。カトリック教会では10月2日がその記念の日です。

 守護の天使は私たちの代わりに何かをしてくれるのではありません。私たちを見守って、全力を出せるように助けてくださいます。特に、迷っているときには正しい方に行かれるように、不安や心配を感じているときにはそれに負けないように導いてくださいます。天使は目に見えない存在で、会ったり、話したりすることもできません。本当にいるの?と思うかもしれませんが、いると信じないと天使は働くことができません。守護の天使に、助けてください、見守ってくださいとお願いしながら、全力を出せるようにしましょう。がんばってみましょう。

天使002.jpg

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