トップページ > Spirit of "Mikokoro" > 初等科朝礼 9月26日 スペシャルオリンピックス愛知大会
知的障害のある方々のスポーツ、スペシャルオリンピックスの夏期大会が9月22日から24日まで愛知県で行われました。本校では土曜日の午後にテニスコートをスペシャルオリンピックスのテニスチームに利用していただいています。パラリンピックは2020年東京オリンピックの後に開催されることになっており、注目を集めやすいと思われますが、スペシャルオリンピックスの存在はもっと多くの人に知ってほしいものです。初等科の全校が集まる朝礼で話をする機会をもちました。
スペシャルオリンピックスのロゴはとても特徴的です。5人の人が手をつないで円になっています。そして、それぞれの人には6本の手があります。サポートが必要な人、サポーターとして参加する人、色々な人が集まり、協力してスポーツを楽しむという意味があるようです。子どもたちの心に残る、インパクトのある絵柄です。
スペシャルオリンピックス愛知大会の種目は多岐にわたり、13種目もありました。ゴルフ、ボウリング、テニス、陸上競技、フライングディスク、競泳、馬術、バスケットボール、体操競技、バドミントン、バレーボール、サッカー、卓球とあげていくうちに、実は言い忘れてしまった種目もありましたが、児童は様々な種目があることに驚きました。
知的障害とはどのようなことでしょうか。人には様々な特性があります。スポーツが得意な人もいれば、計算が速い人、本が好きな人、絵が上手な人、音楽が得意な人、様々な特性があります。知的障害のある方々は、話すことがゆっくりだったり、上手に気持ちが伝えられなかったり、身体を動かすことが不自由だったりということがあり、サポートしてもらうことが必要なこともあります。しかし、このような方々もスポーツを楽しむことができます。スペシャルオリンピックスは知的障害のある方々がスポーツを楽しめるように、障害のない人も一緒にスポーツを楽しむためのものです。
9月には3連休が2回もあり、児童にとっては特別な週末が続きました。その中で、スペシャルオリンピックス愛知大会が開かれたことをどれだけの児童が知っていたでしょうか。新聞に大きな特集ページがあったことを伝えましたので、児童たちはきっと新聞記事を探し、スペシャルオリンピックスへの理解を深めたことでしょう。(毎日新聞 9月22日朝刊)