校長室ブログ - Spirit of "Mikokoro" -

11月22日初等科朝礼 聖心会の創立の日 

2023.11.24

 11月21日はカトリック教会では、聖マリアの奉献の記念日とされますが、聖心会では、会の創立の日とされています。それは創立者聖マグダレナ・ソフィアが3人の同志と共に、子女の教育を行う、イエスのみこころに捧げられた修道会の発足を祈った日だからです。1800年のことでした。聖心会がこの日を大切にしていることを、子どもたちに伝えました。合わせて、姉妹校小林聖心の100周年も思い起こしました。

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 今日は11月22日です。明日、23日は何の日でしょうか。学校はお休みです。勤労感謝の日です。1年間の仕事や働きに感謝する日です。昔、農業をしていた時代には、秋の収穫が終わったこの時期は、1年間の仕事が終えて感謝する時期だったのでしょう。

 今の私たちには、私たちのために色々なお仕事をしてくださる方々に感謝する日です。

 家で、お父様、お母様に「いつもありがとうございます」という言うことも良いかもしれません。学校では、校内でお仕事をしてくださる事務室の方、警備員さん、お掃除の担当の方、庭や電気やボイラーの担当の方にお会いしたら、「ありがとうございます」と感謝を表しましょう。帰り道では、バスの運転手さんや駅の方にもお礼が言えたら良いと思います。

 では、昨日、11月21日は何の日だったでしょうか。これは聖心に特別な日でした。聖マグダレナ・ソフィアの絵本に、ソフィが3人の仲間と一緒にアミアンで最初の学校を始めました、というページがあります。実は、ソフィたちはアミアンに行く前に、パリで聖心のシスターとして4人で生活と仕事を始める決定をし、神様にお祈りした日がありました。それが1800年の11月21日だったのです。それで、11月21日は聖心会の修道会としての創立記念日ということになっています。学校では特にお祝いをしていませんが、大事な日です。

 それで、今年は21日に世界の聖心のシスターたちは特別なミサをしてお祝いをしました。オンラインで全世界のシスターたちが参加しました。

 今、イタリアのローマには聖心会の大事な場所が3箇所あります。一つは、聖心会のリーダーである総長が住んで、仕事をしている、聖心会の総本部。もう一つは、感ずべき御母のご絵のほんものがあるトリニタ。ここには以前は聖心の学校と修道院がありましたが、今は建物を聖心ではない他の学校が使っています。でも、感ずべき御母の絵は、お願いすれば見せていただけることになっています。最後にもう一つ大事な場所は、ビラ・ランテというところで、そこには聖心会の聖堂があり、今は修道院を改装して、研修会などに使える場所となっています。このビラ・ランテには聖マグダレナ・ソフィアも生活していたことがあり、聖マグダレナ・ソフィアの思い出もたくさん残っている場所ですから、聖心会のシスターたちはとても大切にしています。21日には、このビラ・ランテの聖堂でミサを行い、聖心会の創立223年をお祝いしました。

 223年の間には色々な出来事があり、変化がありましたし、これからも新しくなって、変化していくことはきっとたくさんあるでしょう。でも、いつもイエスのみこころと聖マグダレナ・ソフィアの考えを大事にしましょう、とシスターたち皆で祈りました。世界の全体のシスターたちがオンラインで参加していたので、日本、韓国、フィリピン、インド、オーストラリア、ニュージーランド、インドネシア、ベトナム、アフリカ、ヨーロッパ、アメリカ、南米、たくさんの国のシスター達が共に祈りました。

 11月21日が聖心の大事な日であることを覚えておいてください。

 今年は姉妹校の小林聖心が100周年を迎えました。17日の金曜日には記念の行事がありましたので、中塩先生に行っていただきました。小学生が学校の歴史にまつわる劇をしたということです。いつか動画を見せていただけたらうれしいですね。姉妹校と心を合わせてこれからも進んでいきましょう。勤労感謝の日のお礼を忘れずに、1日を過ごしてください。

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