校長室ブログ - Spirit of "Mikokoro" -

朝礼の話 待降節:神さまは聞いてほしい 12月13日14日15日

2017.12.18

イエスの誕生を待つ時である待降節をそれぞれのプラクティスをしながら過ごしています。初等科のプラクティスは「神さまからいただいた光 見つけよう、こぎだそう、かがやかせよう」、中高等科は各クラスでテーマを決めて、心の準備をふさわしい行動でも表せるよう努めています。プラクティスでは、イエスを心にお迎えするために、心の静けさや沈黙を目指してもいます。

私たちは話を聞いて欲しいと思うときがあります。それはどのようなときでしょうか。うれしいことやいやなことがあったとき、特に良いことがあったときにはぜひ聞いてほしいと思うものです。そのようなとき、話を聞く人は、何かしていたこと、話していたことをやめて、相手の方を向いて、聞く姿勢になります。聞いてほしいことがあるときに、相手の人がしっかりこちらを向いてくれなかったらがっかりしてしまいます。

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神さまも聞いてほしいことがあります。人間に聞いてほしい、たくさんのすばらしいことをもっていらっしゃいます。イエスの誕生の前に、まずマリア様のところに天使がイエスの母になるという知らせをもって現れます。そのすばらしい知らせをまずマリア様に聞いてほしい。そして、誕生のときには、天使たちは羊飼いたちのところに、イエスが生まれたという良い知らせをもって現れます。天使たちは羊飼いに聞いてほしい。神さまは、私たちに聞いてほしいことをたくさんもっています。

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待降節は神さまからの良い知らせに気づいて、それを聞くための心を作る季節です。神さまは私たちに聞いてほしい、このことに気づいて、心と耳と傾けて聞く人になっていきましょう。

プラクティスは自分の向上だけでなく、その実りによって人のためになるようにも行動し、クラスや学校全体で努力して作り上げていくものです。一日、一日、プラクティスを心にとめ、実り豊かな日々としたいものです。

*絵柄は3年生の図工の作品

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