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メルボルン郊外の都市ベナーラでの生活を中心に、文化を体験し語学力をみがく20日間のプログラム。ホームステイや、FCJ Collegeの英語特別授業、カレッジ生との通常授業、小学校や老人ホームへの訪問などの多彩なプログラムから、生徒たちは多くのことを学び、身に付けます。
S. S.
一度ホームステイを経験して英語に囲まれた生活をしてみたかったことと、オーストラリアの自然と文化に興味があったことが、この語学研修への参加を決めた理由です。
M. K.
私も、誰の力も借りずに英語を使ってみたい、とずっと思っていました。自分の英語がちゃんと通じるか試してみたい、海外の学校で授業を受けてみたいという思いが強かったです。日本とは季節が逆の南半球の暮らしにも興味がありましたし。
M. A.
私は不安が先立ってしまい、ちょっと迷っていたんです。でも、積極性とか自立心とか、初対面の人たちの中で自分を活かすこととか、自分が苦手な部分を克服したり、自分の可能性を広げるチャンスなのかなととらえました。
先生
3〜4年ほど前かな、M. A.さんのお姉さんも参加していましたね?
M. A.
はい。すごく楽しかった体験や、語学研修を通じて人生が変わったと話す同級生もいたことなどを話してくれて、絶対参加した方が良い、と強く背中を押してくれました。
H. T.
私は、ネイティブの先生と話しているときに、うまく伝わらないもどかしさみたいなものを感じることがあったので、生の英語に囲まれて自分の英語力を高めたいと思いました。それと、自分が人にどう思われるのか気にしすぎてしまうことがあるので、自分自身をしっかり持って積極性を身に付けたいとも思いました。
先生
実際触れてみたオーストラリアの印象や、ホームステイ先のベナーラ、FCJ Collegeでの毎日はどうでしたか?
M. K.
自由で開放的で、人見知りする人がまったくいないので、とても話しやすかったです。FCJ Collegeでは、それぞれの生徒が自分の夢や目標に向けて頑張っている姿が印象的でした。一人ひとりの個性が輝いていて「あぁ、自分ももっとこうなりたいな」とか、いろいろと夢もふくらんできて、もう帰りたくないと何度も思いました。
S. S.
はじめはすごく緊張していたのですが、みんな優しくフレンドリーに接してくれたので、自然に打ち解けることができました。それにみんなとてもアクティブ。学校が終わったらまっすぐ家に帰って勉強という同じパターンではなく、毎日違う場所に出かけていろんな経験ができたので、自分の世界も広がりました。
H. T.
こちらに興味を持って積極的に話しかけてくれるのが、とてもうれしかったです。異文化を受け入れる大らかさがあるなと感じました。いろんな考え方や価値観を持った人たちとかかわることができたし、友だちもできました。それにベナーラの自然は感動的で、夕焼けがすごくキレイでした。空もすごく近くて。
M. A.
人々の大らかさや、大自然に囲まれていると、こちらも自然と大らかな気持ちになってきますよね。オーストラリアでは時間がゆったりと流れているように感じられました。帰宅後は、ホストファミリーとキャンプファイアーを楽しんだり、ホストシスターといっしょにネットボールやフットボールに出かけたりもしました。
H. T.
私のホストファミリーは農場を経営していたので、毎日馬に餌をやったり乗馬をしたり、野生のカンガルーも普通に目にすることができる環境でした。一般的な留学先ではできない貴重な経験がたくさんできたと思います。ホストマザーが「私の娘たちにすることは、あなたにも同じようにするよ」と家族の一員として受け入れてくれたことにもとても感謝しています。
先生
英語でのコミュニケーションについては、どうでしたか?
M. K.
はじめから積極的にいこうと、会う人会う人にこちらから「Hi!」と挨拶をして自分の名前を伝えていたら、翌日からは知らない人にも声をかけられるようになりました。そこからどんどん友だちが増えていきました。二度とないチャンスを掴みこぼさないためにも、積極性が大事だと思いました。
S. S.
最初はわからないことを何度も聞き返すのは迷惑かな、気まずい空気になるかな、と不安だったんですが、逆にどんどん質問した方が会話もつながって、相手の個性とか文化のことを深く知るきっかけになりました。どんなことでもいいので、自分から話しかけた方がいいです。
M. A.
ホストシスターが比較的ゆっくりわかりやすく話してくれたこともあって、すぐに聞き取ることができるようになりました。話す方は、文法とかを気にしすぎずに、もし間違っていても一生懸命話せば伝わるんだ、とわかったので、失敗をおそれずに話してみようと思えるようになりました。
H. T.
私も、自分の英語の小さな間違いを気にしすぎることなく、積極的に話すことが大切だと感じました。そうすることで、自分の意見を明確に伝えることや、意識して自分から行動することができるようになってきたと思います。
先生
それぞれが重ねてきた貴重な体験の数々を、これからどう活かしたいと考えていますか?
S. S.
オーストラリアでは、自分から一歩踏み出した方が、世界が広がって良い経験を得られるということを実感できました。これまでは周りに流されることも多く、なかなか自分から行動したり挑戦したりできなかったのですが、今回学んだ「一歩み出す勇気」を思い出して、積極的に行動していこうと思います。
M. K.
英語や海外への興味が、ますます深まりました。いろんな国の学校に、この次は自分一人だけで行ってみたい。現地の生徒の中にポンと一人おかれた状態で、どう切り拓いていけるのか試してみたいんです。将来は国際的な仕事に就きたいと考えているので、もっともっと英語をがんばっていきます。
M. A.
「失敗することを考える前に挑戦してみよう」と思えるようになったので、やめようかなと弱気になったときには、オーストラリアでのことを思い出して、心がくじけそうなときも前に進めるようにしたいと思います。
H. T.
何ごとも前向きにとらえて、積極的に取り組んでいきたいと思います。また、自分の英語力を高めることへの意欲もいっそう高まりました。実際にうまくコミュニケーションがとれなくて悔しかったこともあるし、もっと話したかったこともあるので。もっと勉強して、世界のいろんな人々の文化に触れ、価値観を知ってみたいと思います。