トップページ > Spirit of "Mikokoro" > 3月3日 児童・生徒の皆さんへ おもしろい本を読みましょう (1)「長くつ下のピッピ」
児童・生徒の皆さんへ
今日はどのように過ごしたでしょうか。楽しい活動がありましたか。今日はひな祭りです。ご家族とひな祭りのお祝いをしていますか?ひな祭りについて由来や歴史を調べてみると、きっと面白い発見があるでしょう。
今日から、なるべくたくさん面白い本を紹介することにします。皆さんの読書の助けになればうれしく思います。日によって、初・中高それぞれに向けた本を紹介します。
今日紹介する本は、初等科生から中等科生向けです。リンドグレーン作「長くつ下のピッピ」を紹介します。皆さんはもうこの本を読んだことがありますか?この本の面白さについては、初等科の保護者会で保護者の方々にもお話しました。
ピッピはとても自由な子どもです。自分の考えをはっきりもっていて、自分の好きなことをして毎日楽しく過ごしています。ピッピは普通の子どもと違います。自分の好きな服装をして、人と比べたりしません。ピッピは自分で何もかもできます。とても力が強く、馬でも持ち上げられます。ピッピはたった一人で住んでいます。お父さんは遠いところに住んでいます。でも、さみしくありません。なぜなら、お父さんが自分を大事にしてくれていると確信しているからです。
ピッピの物語は冒険の連続です。大人の言う通りにピッピは行動しません。でも、ピッピはただのわがままで自分勝手な子どもではありません。ピッピはうそを言わないし、友だちを大事にしています。そういうところがピッピのすてきなところです。
ピッピの物語を読んで、ピッピと一緒に冒険をしてください。心の中に楽しい世界が広がります。
自分の中にピッピと似たところをみつけられますか?
リンドグレーン作 大塚勇三訳 「長くつ下のピッピ」 岩波少年文庫