私は現在、産婦人科医として、大学病院で 妊婦健診や分娩管理などの産科医療に 携わっています。在学中に培った国際的な 視野や語学力は、キャリア途中のロンドン への留学を経てさらに広がり、多様な 価値観を尊重しながら医療に向き合う力 につながっています。現在は、妊婦さん や胎児の命を守るため、チームで力を 合わせて医療に向き合っています。聖心で 過ごした日々の中で、女性であっても リーダーシップを発揮することは特別な ことではなく、自然なこととして身について いきました。また、奉仕の精神は、常に相手 の立場に立ち、周囲と協力しながら最善 を考える姿勢として、いまもチーム医療の 中で生かされています。聖心で育まれた 学びは、今も私のあり方の根底にあると 感じています。 小林聖心・三光町での12年間と大学での 4年間の計16年間、聖心の教育を受けました。 そこで自然に培われた「たまたま恵まれた 環境に置かれた者が、たまたま恵まれない 立場に置かれた方と、お恵みを分かち合う のは当たり前のこと」という聖心スピリットが、 今までの人生を一貫して導き、支えてくれて いると感じます。約15年間、国連難民高等 弁務官事務所(UNHCR)、国際移住機関 (IOM)、外務省、法務省などで、世界各地 の難民や避難民の保護・支援という分野で 実務家として勤務した後、今は大学教員と して、英語と日本語を駆使しつつ教育や研究、 政策提言に携わっています。帰国子女で ない私が英語でも物怖じせず発信できるのは、 聖心の英語教育・国際教育の賜物です。 辛いこと、思い通りにいかないことも沢山 ありますが、みこころ会館で茶道をお習い した(故)今井貞子先生から頂いた「たく ましく しなやかに つややかに」という お言葉を座右の銘にしています。 今も私の根底にある聖心での学び たくましく しなやかに つややかに 医師 医学博士 昭和医科大学医学部 産婦人科学講座 講師 金子 真由美さん 84回生1999年卒業 昭和大学医学部を卒業後、昭和 大学病院での臨床研修を経て 昭和大学産婦人科学講座に入 局。ロンドンのFetal Medicine Foundationでの2年間の留学を 経て現職。日本産科婦人科学会 専門医、日本周産期・新生児医学 会母体・胎児専門医。 オックスフォード大学院(難民学 修士)、ロンドン大学院(国際公法 修士)、サセックス大学院(政治学 博士)卒業。外務省、UNHCR、 IOM、法務省、一橋大学等を経 て、2024年4月から現職。同時に 法務省難民審査参与員、ロンドン 大学難民法イニシアチブ・リサー チ・アフィリエイト。近著に『なぜ 難民を受け入れるのか―人道と 国益の交差点』(岩波新書)他。 医療 学術研究 国際基督教大学 政治学・国際関係学 デパートメント 准教授 橋本 直子さん 79回生1994年卒業 多彩なジャンルで活躍する 卒業生からのメッセージ。 19 Sacred Heart School, Tokyo
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