20230426聖心女子学院2024パンフレット帰国生

帰国生としての特徴を生かしながら未来を拓く ●英語力の維持はどのように行ってきましたか? 私は、1歳から6歳までイギリスに住んでいて、初等科1年生から聖心 女子学院に通っています。初等科の時は学校の授業が週に何回か あったのに加えて、自分で英語の本を読んだり、イギリスに友達がいた ので、その子たちに連絡を取ったりして、英語を使う機会を作っていま した。でもその頃は、自分で英語を保持しようという気持ちはあまり なかったので、自分から英語を学ぼうというよりは、英語を使った生活 を送っていたという方が正しいです。 中等科に入学後は、英語の授業がほぼ毎日あるようになり、そこで 英語を文法的に解釈していくようになりました。その頃から自分の英語 力を保持していく意識が出てきて、帰国生用の塾に通いながら、英語 の新聞や小説を読んだり、他の帰国生の子と英語でディスカッション したりして、よりハイレベルな英語に触れて英語力の維持を心がけました。 高等科に入ると、より自分から主体的に英語を使おうとするようになっ て、学校の授業で文法事項をキープしつつ、英語の技能試験の挑戦 をしたり、ネイティブの先生や帰国生の友達と英語で話したりして、 英語力を維持する機会をさらに増やしています。 ●将来は海外の大学に留学を希望しているとのことですが? まず日本の大学に一度入学してから、海外の大学に進学したいと考え ています。私自身が海外で過ごした経験から、多文化共生とはどういう ことなのか、異文化適応とはどういうプロセスなのか興味があります。 移民を多く受け入れてきた国、多文化でいる期間・歴史が長い国で 多文化共生について学びたいと考え、海外大学で学ぶことを希望して います。(2023年度 カナダへ留学決定) ●帰国生入試を目指す方へのメッセージをお願いします。 聖心女子学院は帰国生用の別クラスがあるわけではないからこそ、 私は自分の帰国生としての強みや特徴を感じることができました。 イングリッシュデイでのスピーチの発表に選ばれたり、クラスの発表の 中で英語力を生かした貢献ができたりする中で、英語に対するモチ ベーションを高めることができたと思います。皆さんも是非入学して いただけると嬉しいです。 卒業生 R.A. 私は現在、イギリスのUCL(ユニバーシティカレッジロンドン)に通って います。毎日2時間の講義に加え、20ページのリーディングが予習として 課され、1日5~6時間は自主勉強する日々が続いています。このような 生活を楽しめているのは、聖心で培った目的意識を持ってやり抜く力の おかげだと思っています。 聖心では、コロナ禍で行動が制限される中、生徒会長として学校行事 に向けてできることに全力で取り組んできました。また、宗教行事や 授業で養った、違いを受け止め、相手を知ろうとする姿勢が、様々な バックグラウンドをもつ友人とのコミュニケーションに活かされている と感じています。具体的には、普段の会話の中で世界情勢について 触れる際にも、相手を国や文化で一般化するのではなく、一人ひとり の想いや考えに向き合うことができていると思います。これからも、 多様性に開かれた環境の中で、様々な視点を吸収しながら学んで いければと考えています。 UCL(ユニバーシティカレッジロンドン) 第1学年在学中 花井梨沙 さん 105回生 2022年卒業 帰国生インタビュー 国や文化で一般化せず一人ひとりと向き合う 卒業生の声 はばたく 聖心生たち

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