教育理念 子どもたちの学校生活は楽しく安全であってほしい。これはすべての大人の願いであり、聖心 女子学院の願いでもあります。教育は子どもの未来への贈り物。この思いを保護者の皆様と 共有しながら、日々の学校生活を私たちは作っています。 聖心の生活は学びの豊かさと関わりの温かさ、力一杯活動するエネルギーに満ちています。 「あー、楽しかった!」子どもたちのこんな言葉を聞くことが、学校の喜びです。聖心では、色々な 楽しさが子どもたちを待っています。緑に恵まれた校庭で走り回る楽しさ、教室で友だちと学ぶ 楽しさ。中でも、わからなかったことがわかる楽しさは格別です。そして、昨日できなかったこと にチャレンジして克服する楽しさ、難しいことを解決する楽しさもあります。友だちに助けられた り、助け合ったりする楽しさ。先生と話をする楽しさ。自分の周りに目を向けて、世界のことを 知る楽しさ。聖心の子どもたちの楽しさは、数え上げたらきりがありません。 初等科1年生から高等科3年生までの12年間は、人生の初めの大事な時間です。自分の可能 性を試し、自分の生き方を見つける時期です。聖心の生活は魂・知性・実行力の3つの柱をバラ ンスよく伸ばし、子どもたちに安定感を育てます。そして、神さまに見守られた安心が、子どもた ちをどんな時もしっかりした女性へと育てていきます。女子校の生活は、子どもたちに何でも やってみる自由な場を確保します。そこでは子どもたちが型にはまらず、自分の力を見いだす チャンスを得ています。枠組みなく、ありのままの自分でいられる安心感。これらが安全な学校 を作ります。 保護者の皆様と思いを一つにして、子どもたちの未来に向けて進みたい。この願いをもって、聖 心は伝統の上に変革を重ねます。新しい聖心の教育の創造に向けて校舎の全体を見直し、キャン パスグランドデザインを進めています。子どもたちと共に、完成を楽しみにしながら、前進します。 ごあいさつ 校長 藤原恵美 聖心女子学院は、一人ひとりが神の愛を受けた かけがえのない存在であることを知り、 世界の一員としての連帯感と使命感を持って、 より良い社会を築くことに貢献する 賢明な女性の育成をめざします。 校章のまわりを縁どっているのは 百合の花で、清らかさを象徴して います。どのような状況にあって も、神から与えられた、神に属する 清純さを保ちつつ、さらに成長し ていきます。百合の花の上には聖 体が形どられ、神の愛に養われて 成長し、互いに結ばれて共同体を 作っていくことを意味しています。 24
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