はばたく 聖心生たち 英語と中国語の強みを生かし、最前線で活躍する研究者に ●海外在住経験を教えて下さい 生後6カ月から6年半台湾に住んでいました。台湾では台北ヨーロ ピアンスクールのブリティッシュセクションに通っていました。一番 印象に残っているのは、東日本大震災のときに、幼稚園の友人と 折り鶴を作り、募金して下さった方にお渡ししたことです。東京に 帰ってきてからは東京ブリティッシュスクールに通っていました。 ●帰国後、英語力の維持はどのように行ってきましたか? 東京ブリティッシュスクールの友人と連絡をとることは、会話力の維持 に繋がっています。同時に、日常の英語学習も大切にしてきました。 幼少期はディズニーチャンネルなどの英語のアニメーションを通して 学び、小学校からは毎日CNNを見るように心がけていました。中等科 に入ってからは英検やTOEICなど自分の英語の実力を数値化できる 形で客観的に自分の英語力を把握し、足りない部分を補っています。 ●将来、英語力をどのようにいかしていきたいですか? 英語に加えて中国語ができる強みも生かして、将来は最前線で活 躍する研究者になりたいと思っています。 ●具体的にどのような研究に興味がありますか? 昨年度東大GSCというプログラムに参加し、生物工学に興味を持 つようになりました。医療の分野に関連して、AIシミュレーション や VRを用いたリハビリの研究にとても興味を持っています。 ●帰国生入試を目指す方にメッセージをお願いします。 聖心では毎日英語を学習します。授業は少人数制で、1クラス10人ほ どの授業もあるため、疑問点を聞けたり、コミュニケーションが取りや すかったりと、先生と1対1の関係が築けます。帰国生ならではの英語 力の維持に関する悩みなども相談しやすい環境です。周りにも帰国生 がとても多いので、帰国生同士経験を共有し、英語の面では切磋琢磨 できます。高等科では英語の授業の選択の幅が広がり、リスニングや ライティング、英語でのディベートやディスカッションなど、様々な学習 活動の機会に恵まれているのも魅力です。海外の姉妹校への留学制 度も充実していて、授業や留学制度を通して自分にあった方法で英語 力を保持、養成していくことができますので、とてもおすすめです。 高等科2年 M.O. 「帰国生インタビュー」 私は今、イギリスのUCL(ユニバーシティカレッジロンドン)に通っ ています。事前に講義を受け理解している前提で進む双方向型授 業に加え、理系のため週6時間の実験があります。1日約5時間予 習をし、合間には食事の席で寮の友達と話したり掃除洗濯を行っ たりしています。 聖心ではレポートや日本語英語どちらでもプレゼンテーションを 作成する機会が多かったです。その経験が今でも活かされている と感じます。コロナ禍で渡航が制限される中、オンラインプログラ ムに多数参加し姉妹校交流をしました。そこで得た、言語の壁や 文化の違いにより分からないことを分かるまで質問する姿勢が留 学でも役に立っていると思います。また、クリスマスウィッシングな ど宗教行事を通してキリスト教文化への理解が深まり、西欧の絵 画、音楽、建築を宗教的な視点から鑑賞できることに喜びを感じ ています。 これからも、多様性の中で人とのつながりを大切にし、専攻以外 にも視野を広げたいです。 UCL(ユニバーシティカレッジロンドン) 第1学年在学中 堀由佳 さん 108回生 2023年卒業 多様なつながりを大切にし、専攻以外にも視野を広げたい 「卒業生の声」
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